国内
2012.10.19
東芝と対戦するNEC 田村は「インターナショナルプレーヤーのプレー」で
田村 優
(撮影:BBM)
日本最高峰のラグビートップリーグは20日、第7節の7試合中6試合が各地で行われる。前年度4強入りも今季ここまで2勝4敗で11位と苦しむNECは、同じく昨季ベスト4で現在5勝1敗の3位という東芝と対戦(東京・秩父宮ラグビー場)。SO田村優を先発させる。
田村は昨季明大から加入、ルーキーイヤーからレギュラーポジションを獲得した。今季もチームが低迷するなか、長所の鋭いランとキックで得点を演出する。今月5日、秩父宮で昨季準優勝のパナソニックに21−38と敗れた第5節では、後半39分に敵陣ゴール前で低い弾道のキックパスを放ちFB窪田幸一郎のトライをアシストした。「相手が僕にプレッシャーをかけていたんで、(別の場所にスペースができるだろうと)計算はしていました」。続く13日の第6節(秩父宮・●19−36)でも後半39分、リコーを相手に長いキックパスを通し、WTBネマニ・ナドロの得点をお膳立てした。
今春はエディー・ジョーンズ ヘッドコーチ体制下、自身初の日本代表入りを果たした。11月の欧州遠征への帯同も予想されるが、「エディーさんに『トップリーグでもインターナショナルプレーヤーのプレーをするように』と言われた。常に(調子の波が)一貫したプレーをするように心がけています。もっとフィジカルに、スキルフルになりたい。ランニングしながらプレーがしたい」と話す。
東芝戦は12時、キックオフ。
(文・向 風見也)