フィジーが今年もゴールドコースト制覇 セブンズWS開幕ラウンド
2012−2013シーズンの「HSBCセブンズ・ワールドシリーズ」開幕ラウンド、ゴールドコースト(オーストラリア)大会を制したのはフィジーだった。10月14日に順位決定トーナメントが行われ、準々決勝でサモアに19−7、準決勝で南アフリカに21−10で勝ったフィジーは、2年連続でニュージーランドと決勝戦でぶつかり、32−14で今年もライバルを降した。
シリーズは来年5月のイングランド大会(第9戦)まで続き、各ラウンドの成績をポイントに換算し、その総合ポイントでシーズンチャンピオンを決める。ニュージーランドは昨季も出足でつまずき、ラウンドの栄冠を獲得したのは3戦目と遅れたが、最後には総合1位になって笑った。安定して上位の成績を残すことが、長丁場の世界サーキットを制す必要条件となってくる。
フィジーとともにゴールドコーストで躍動したのはケニアだ。3位決定戦で南アフリカに7−41で敗れたものの、2010年2月のラスベガス(アメリカ)大会以来の4強入りを果たした。
そして、今春の香港セブンズで日本と死闘を繰り広げたスペインも着実に力をつけていることを証明し、今回のワールドシリーズ開幕戦では、9〜16位トーナメントでトンガ、ウエールズ、イングランドといった強豪を相次いで倒し、ボウル優勝(9位)に輝いている。スペインは2013年ワールドカップ・セブンズの欧州予選も突破しており、ワールドシリーズ全ラウンド参加で揉まれ更にたくましさを増せば、来年6月末のモスクワ(セブンズW杯)でメダルを争う可能性は十分ある。
<2012−2013 セブンズ ワールドシリーズ 第1戦・豪州大会>
【カップ準々決勝】
南アフリカ 26 − 14 フランス
フィジー 19 − 7 サモア
ニュージーランド 12 − 7 アルゼンチン
ケニア 21 − 14 オーストラリア
【カップ準決勝】
フィジー 21 − 10 南アフリカ
ニュージーランド 15 − 5 ケニア
【3位決定戦】
南アフリカ 41 − 7 ケニア
【カップ決勝戦】
フィジー 32 − 14 ニュージーランド