セブンズ 2020.01.25

NZセブンズ初日、男子日本は南アに敗れるもケニアと引き分け。

[ 編集部 ]
NZセブンズ初日、男子日本は南アに敗れるもケニアと引き分け。
ケニア戦で突破、疾走する石田吉平(Photo: Mike Lee - KLC fotos for World Rugby)


 ワールドラグビーセブンズシリーズ2019-2020の第3ラウンド、ハミルトン(ニュージーランド)大会が1月25日に開幕し、招待チームとして参加している男子セブンズ日本代表は初日、2試合戦い1敗1分だった。プールBの初戦で南アフリカに5-31で敗れ、第2戦はケニアと12-12で引き分けた。

 南ア戦の序盤は競った。日本はブレイクダウンで2度ターンオーバーし、アグレッシブなディフェンスでプレッシャーをかけた。しかし前半6分、相手のスピードランナーに外側を破られ先制された。ハーフタイム前にも軽快な南ア選手を止められず連続失点。0-12で折り返した。
 後半、南アがキックオフボールのキャッチを失敗し、こぼれ球を拾った日本のフィシプナ・トゥイアキがゴールへ走り5点を奪い返した。
 しかし、リスタートのキックオフに失敗し、流れを止めてしまう。直後、南アがロングキックで日本にプレッシャーをかけ敵陣深くに入り、PKを得、速攻でトライを挙げた。徐々に引き離された日本は、終了前にはロストボールからカウンターを許し、26点差がついた。

 ケニア戦は前半からミスが多かった。合谷和弘がいきなりキックオフを失敗し、ケニアボールとなり、つながれ、パワフルなランナーを止められず先制された。その後、ケニア選手にイエローカードが出て数的有利のチャンスとなったが、ラインアウトで時間をかけすぎて不当なプレーと見なされ、ボールを失った。数十秒後には日本のティモ・スフィアがシンビンとなり、流れを悪くする。
 しかしハーフタイム前、明治大学1年の石田吉平がハーフウェイから抜けてゴールへ疾走し、5-5と追いついて前半を終えた。
 後半、ケニアに先に得点されたが、日本は7点を追う4分、つないで敵陣深くに入り、藤田慶和がゴール前に切り込み、オフロードパスをもらった小澤大がトライ。コンバージョン成功で12-12とした。
 終盤、日本に2枚目のイエローカードが出てピンチとなったが、ケニアのトライ寸前のノックオンなどもあって助かり、引き分けに終わった。

 プールB最終戦のイングランド戦と順位決定戦は26日におこなわれる

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