国内 2019.12.28

全国高校ラグビー大会2日目 尾道と静岡聖光学院が1回戦突破

[ 編集部 ]
全国高校ラグビー大会2日目 尾道と静岡聖光学院が1回戦突破
ディフェンスで仙台育英にプレッシャーをかける尾道(撮影:松本かおり)


 東大阪市花園ラグビー場で開催されている第99回全国高校ラグビー大会は、大会2日目の12月28日、1回戦の試合がおこなわれ、尾道(広島)と静岡聖光学院(静岡)が勝って2回戦進出を決めた。

 5月の中国大会を制した尾道は仙台育英(宮城)と対戦し、57-7で大勝。
 尾道は前半15分、WTB粟井大智のハイパントキャッチから敵陣深くに入ってチャンスとなり、FWが前進したあとすばやく右へ展開、FB内田慶悟がゴールラインを越え先制した。
 対する仙台育英は25分、フェイズを重ねてゴールに迫り、LO最上太尊がピック&ゴーで突っ込みグラウンディングが認められた。コンバージョンも決まって逆転する。
 しかし、尾道はハーフタイム前に攻め込み、FW勝負でトライを奪い、12-7とリードして折り返した。
 尾道は後半早々、敵陣深くに入り、LO松永正喜が186センチ、106キロの体格を活かしてファイブポインターに。10分にはドライビングモールで加点し、その後、高校日本代表候補のHO藤原能などが強さを発揮して5トライを追加し、大差がついた。
 尾道は30日におこなわれる2回戦で、Aシードの京都成章(京都)に挑む。

静岡聖光学院のディフェンスを破ろうとする名護の屋部旺成(撮影:松本かおり)

 静岡聖光学院は名護(沖縄)と対戦し、36-12で快勝した。
 静岡聖光は前半5分、PR大西響汰の力強いレッグドライブなどでゴールに迫り、SH平野史也がトライを挙げ先制。10分には敵陣深く中央のスクラムからのアタックでSO高橋謙が移動して走り抜け、18分にはLO石井広太、27分にはNO8那須一洋もトライゲッターとなり、リードを広げた。
 24-0で折り返した静岡聖光は後半、PR大西のパワフルな突進などで2トライを追加。
 劣勢だった名護は、後半13分にWTB島袋大成が自陣深くからタックラーを振り切って80メートル以上走り切り、終盤にも自陣深くからのチームアタックをWTB島袋がフィニッシュし、沖縄県代表の意地を見せた。
 勝った静岡聖光学院は2回戦でBシードの流経大柏(千葉)と対戦する。

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