ワールドカップ
2019.10.21
偉大なるブレイブブロッサム トモさん「もう終わり。残念だったが楽しかった」
まさにブレイブブロッサムだった。「トモさん」の愛称で親しまれるトンプソン ルークが、ラグビー日本代表として体を張り続けた約12年のキャリアに幕を閉じた。
日本代表歴代最多、ワールドカップ4大会14試合出場。桜のジャージーを着てプレーする最後の試合となった10月20日の南アフリカ代表戦(ラグビーワールドカップ2019・準々決勝)は通算71キャップ目だった。
ラストゲームは背番号4をつけ、後半14分に大きな拍手のなかフィールドを去った。
「まだ出たかったけれど、彼(交代したヴィンピー・ファンデルヴァルト)はいい選手だから。とにかく最後の試合もこの大会も楽しかった。皆さんの応援も本当に感動した。チームはエネルギーをもらいました」
力は出し切れたか? という問いに、「みんなすごく頑張ったと思う。結果は残念だったけど、高いレベルの試合のなかで全員頑張った。(自分は)38歳なので、残念だけど、もう終わり。最後の試合は、残念だったが楽しかった。特別な大会だった。素晴らしいチームだ。選手だけでなく、スタッフ、コーチ陣もみんな」と答えた偉大なファイター。
国内でのプレーは続ける。
「このあと戻ったらすぐ近鉄(ライナーズ)でプレーする。楽しみ」