ワールドカップ 2019.08.23

リーチ マイケルは「毎日、よくなってきています」。レフリーへの対応力も再チェック。

[ 向 風見也 ]
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リーチ マイケルは「毎日、よくなってきています」。レフリーへの対応力も再チェック。
網走合宿でダッシュを繰り返す日本代表の選手たち。写真中央がリーチ マイケル(撮影:高塩 隆)

 ラグビー日本代表は、低酸素ルームでエアロバイクにまたがる。8月19日に本格始動した網走合宿からの試みで、効率的に心拍数を上げる。

 2011年のワールドカップ・ニュージーランド大会前も同種の装置を用いたが、当時を知るリーチ マイケル主将は「いまはこれ(低酸素ルーム)をちょっとしたアップトップにしていて、グラウンドでたくさん走ることがメイン。以前は底が逆だった」。効果のほどを聞かれれば、こう笑う。

「効いていますね。効果があるのか、涼しいから走れるのか。よくわからないですけど。僕はもともと喘息持ち。(低酸素ルームでのトレーニングを通し)リカバリーが早くなる感じがします。息が上がった時にすぐリカバリーができて」

 キャンプは28日まであり、29日には9月20日からのワールドカップ日本大会の登録メンバーが決まる。21日の練習後に取材に応じたリーチは、日々おこなわれる高強度な実戦練習での感触を「毎日、よくなってきています」と見る。着実な歩みを強調する。

「初日はどうしてもスキルの精度が悪く、2日目も同じでしたが、きょう(21日)はいままでやった練習で一番良かった。ボールが滑るにしてもハイインテンシティのランニング、スキルの精度、ディテールができていた」

 課題はと聞かれれば、「ディテールをどれだけ細かくできるか。それが全てです」。合流している久保修平レフリーからは、本番の担当レフリーの日本代表への印象をどう好転させられるかについて意見を聞きたいとした。特に熟練者にも判定が難しいとされるスクラムでは、不本意な反則を取られたくない。9月6日におこなう南アフリカ代表戦(埼玉・熊谷ラグビー場)では、レフリーとの連携に関して成功体験を得たいようだ。

 ワールドカップ本番まであと1か月を切った。前回に続き2大会連続で主将を務めそうなリーチは、丁寧に日々を過ごす。

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