シャークスが劇的トライで8強入り! ライオンズ、ストーマーズ、レベルズはプレーオフ逃す
スーパーラグビーのレギュラーシーズンが終了し、プレーオフに進む8チームが決定した。
最終節前に各カンファレンス1位を決めていたクルセイダーズ(ニュージーランド)、ジャガーズ(アルゼンチン/南アフリカ・カンファレンス)、ブランビーズ(オーストラリア)、そして第4シードを獲得していたハリケーンズ(ニュージーランド)に続き、残り4枠には南アフリカのブルズとシャークス、ニュージーランドのチーフスとハイランダーズが入った。
6月15日、ケープタウンでは、勝った方が8強入りという「Do or Die(やるかやられるか)」の試合がおこなわれ、南アフリカ勢同士のストーマーズとシャークスが激突。
ホームサポーターの声援を受けたストーマーズが堅守を発揮し4点リードでフルタイムのサイレンを聞いたが、シャークスはラストアタックで辛抱強く15フェイズを重ね、左外でボールをもらったCTBルカンヨ・アムが鋭く内に切り込んでディフェンスを破り、劇的なトライで12-9の逆転ゲームとなった。
初のプレーオフ進出を目前としていたレベルズは、昨年に続いてまたしても大会後半に失速し、2011年に初参戦して以来の悲願を達成することはできなかった。昨年から進めてきたビッグネームの補強もあって今季はオーストラリア・カンファレンスの首位を争っていたが、シーズンを折り返してからの8戦は2勝6敗。14日に迎えた最終戦は地元メルボルンで戦ったにもかかわらず、チーフスに8-59と大敗し、ベスト8に入ることはできなかった。
トライ量産でボーナスポイントも獲得したチーフスは7勝2分7敗(勝点36)となり、8年連続のプレーオフ進出が決定した。
同じく14日に試合をおこなったハイランダーズは、ワラターズ相手に49-12と大勝し、勝点を36(6勝3分7敗)に伸ばして望みをつないだ。
最後に登場したのはブルズとライオンズ。ブルズは勝点と勝利数で並ぶ可能性があったライバルたちの脱落により、試合前にプレーオフ進出が確定していたが、同じ南ア勢のライオンズに忖度することなく、地元プレトリアで48-27と勝利。
2016年から3季連続で準優勝のライオンズは、ブルズに負けても7点差以内の敗戦だったらボーナスポイント獲得で勝点36(8勝8敗)となり、勝点で並ぶハイランダーズよりも勝利数が多いためトップ8に入れるところだったが、後半20分からブルズに3連続トライを奪われ涙をのんだ。
6月21日からおこなわれるプレーオフ準々決勝の組み合わせは以下のとおり。3連覇を狙うクルセイダーズはハイランダーズとのニュージーランド勢対決となり、2位通過のジャガーズはアルゼンチンでチーフスを迎え撃つ。
<準々決勝>
・クルセイダーズ(NZ) vs ハイランダーズ(NZ)
・ハリケーンズ(NZ) vs ブルズ(南ア)
・ジャガーズ(アルゼンチン) vs チーフス(NZ)
・ブランビーズ(豪州) vs シャークス(南ア)