国内
2019.04.10
プロアナリストの「目線」を直接聞いてみる。「Analysts Meet Students」始動。
ビジネスだけではなく、スポーツの世界でも注目される「データ」。そしてその「分析」。
それはラグビーも例に漏れず、緻密なデータ収集と分析が前回ワールドカップの日本代表の勝利につながったことは、4年たった今でも折に触れて紹介されることがある。
では、トップチームのアナリストは具体的にどこを見て、何を考えているのか。大学生がそんなことを学べる場所を作りたい、と声を上げたのが、以前もご紹介したプレーしないラグビーサークル「早稲田ラグビー戦術研究会」幹事の井坂さんである。
話を耳にしたのはNECグリーンロケッツでアナリストを務める宮尾正彦さん。後進を育てることにもつながれば、と仲間に声をかけ、秋廣秀一さん(日本体育大学ラグビー部ヘッドコーチ)、加藤修平さん(前リコーブラックラムズ)、立川公介さん(キヤノンイーグルス)の4人が講師役として集まり、2019年の3月末、学生たちとともに「Analysts Meet Students」と題されたイベントが開催された。
参加した学生は、実際にプレーヤーとして活動する者から、スタッフとしてチームを支えている者、あるいはC級レフリーをしている者、競技経験は無いがよりラグビーを奥深く観戦したいという動機で参加した者まで、12人。所属する大学やチームも異なり、ほとんどが初めて顔を合わせる面々だった。
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