アルスター 13年ぶりの欧州制覇へピンチ　PRアフォア準決勝出場停止

　ヨーロッパ最強クラブを決める「ハイネケンカップ」で13年ぶりのベスト４入りを決めたアルスター（アイルランド）だが、フロントローの柱であるPRジョン・アフォアが４週間の出場停止処分を受け、今月28日に予定されている準決勝（エディンバラ戦）には出場できないことが12日、明らかになった。
　昨年のワールドカップ優勝メンバーである28歳の元オールブラックスは、８日の準々決勝（マンスター戦）で相手チームのFBフェリックス・ジョーンズに対して危険なタックルを行ったとされ、裁定するジュディシャル・オフィサーから５月７日までの出場停止処分を言い渡された。
　アルスターの公式サイトによれば、アフォアはこれまでのプロ人生で一度もイエローカードやレッドカードを受けたことはないほど規律には厳しい選手であるため、今回の決定にはかなり落ち込んでいるという。
　大きな戦力を失ったアルスターだが、もし準決勝を勝ち抜けば、アフォアは５月19日にトゥイッケナムで行われるハイネケンカップ決勝戦には出場できる。