各国代表
2012.02.08
DGの名手ダン・パークス スコットランド代表からの引退発表
スコットランド代表のSOダン・パークスが7日、国際舞台からの引退を発表した。33歳のベテランは、先週末の今季シックスネーションズ(欧州6カ国対抗)開幕戦に司令塔として先発出場したが、自らが放ったキックをイングランド代表のSOチャーリー・ホジソンにチャージされ、決勝トライを許していた。
67キャップを持つパークスの代表引退表明により、12日に行われるウエールズ戦のゲームコントローラーは、SHとしての能力も高い26歳のクレイグ・レイドローが務めると予想される。
パークスは、2011年ワールドカップでは23歳のローリー・ジャクソンに「10番」を奪われたものの、安定感抜群のキックを武器に貴重なバックアップメンバーとして活躍。ドロップゴールはスコットランド代表テストマッチ史上最多の17本成功という記録を持つが、準々決勝進出をかけたアルゼンチンとの大一番では、1点差を追う残り時間1分の場面で、利き足ではない左足で放ったパークスのドロップゴールは外れ、スコットランドは涙を呑んだ。
ランニングラグビーを不得意とするため彼に対する批判の声は多かったが、右足の精度はまだ衰えていない。セルティックリーグ(ラボダイレクト・プロ12)で1000得点を達成した最初の選手であり、所属するカーディフ・ブルーズでのキャリアは続ける予定。