海外
2018.12.11
未来の豪代表スター候補とみられていた若き逸材、13人制へ転向
アイザイア・ペレセ。今年はひざの故障もあってレッズでの出場は5試合にとどまり、オーストラリア代表キャップ獲得へ強くアピールすることができなかった(Photo: Getty Images)
昨年11月にオーストラリア代表(ワラビーズ)メンバーとして来日し、将来有望なユーティリティBKとして期待されていた21歳のアイザイア・ペレセが、所属していたレッズを退団し、13人制のラグビーリーグに転向することが明らかとなった。
複数の現地メディアによると、レッズとの契約は2019シーズン末まで残っていたが、今年7月頃から13人制のブリスベン・ブロンコス入りが噂されていた。
早期リリースを求めていたペレセは2週間前からおこなわれていたレッズのプレシーズン・トレーニングに参加せず、レッズは来季の戦力として考えていたが最終的には要望を受け入れ、12月10日に同選手との契約解除を発表した。
NRL(ナショナルラグビーリーグ/ブリスベン・ブロンコスも参加する13人制のプロリーグ)の公式サイトは、ペレセが11日にブロンコスの練習に初参加したと報じている。今後はブロンコスの関係下部チームで試合経験を積み、フルタイム契約獲得を目指すことになりそうだ。
ペレセは2017年3月にスーパーラグビーデビューを果たし、U20オーストラリア代表でも活躍。ワラビーズにも招集されて同年11月の日本&英国ツアーに参加し、今年もトレーニングスコッドに名を連ねていたが、テストマッチでプレーすることはなく、ラグビーユニオン(15人制)に対する情熱を失って、変化と新たな挑戦を求めて13人制転向を決断したとみられている。