国内
2018.12.06
王者サントリーに挑むヤマハ。PR山本幸輝「あの1本があったから」
12月1日、トップリーグ総合順位決定トーナメント1回戦(準々決勝)のヤマハ発動機×NTTコムは、ヤマハが33−21で快勝。見どころはスクラムだった。今季、NTTコムの新たな強みとなったスクラム。だがジュビロも「トップリーグのスクラム番長」として負けるわけにはいかない一戦だった。
前半6分、NTTコムのNO8アマナキ・レレィ・マフィに先制トライを許し、追う立場に。その直後、相手ゴール前で反則を得ると、迷わずスクラムを選択。水色の塊が黄色を押し込み、12分のスクラムトライにつなげた。後半14分にはスクラムからペナルティトライを奪うなど、経験の違いを見せつけた。
試合後の会見で清宮克幸監督は「NTTコムはこの数年、足りない部分を補おうと努力してきた。特にスクラム。でも今日の試合でまだまだと分かったと思う」
非情にも聞こえるが、強くなりそうな相手ほど叩きのめすのは勝負のセオリー。それは、ヤマハが通ってきた道でもある。そして、こうも続けた。「そのかわり、ボールを動かすと、NTTコムにしかとれないトライを挙げた。それぞれの強みと弱みが出た試合だった」
試合後の会見で清宮克幸監督は「NTTコムはこの数年、足りない部分を補おうと努力してきた。特にスクラム。でも今日の試合でまだまだと分かったと思う」
非情にも聞こえるが、強くなりそうな相手ほど叩きのめすのは勝負のセオリー。それは、ヤマハが通ってきた道でもある。そして、こうも続けた。「そのかわり、ボールを動かすと、NTTコムにしかとれないトライを挙げた。それぞれの強みと弱みが出た試合だった」
ヤマハHO日野剛志は明かす。「向こうはヒットの部分を大事にしてきたので、そこは徹底的に研究して負けないようにした」
それは敵将・金正奎主将の会見での発言とも重なりあう。「しっかり準備をしたが、ヒットの部分で大きく勝敗を分けた」
それは敵将・金正奎主将の会見での発言とも重なりあう。「しっかり準備をしたが、ヒットの部分で大きく勝敗を分けた」
そのヤマハが8日の準決勝で対戦するのは王者サントリー。1番を背負う山本幸輝には、負けられない理由がある。
2年前のクリスマスイブに行われたトップリーグ第13節。ヤマハとサントリーともに12連勝で迎えた大一番。場所はヤマハスタジアム。試合開始直後、ヤマハボールのファーストスクラム、一気の押しでサントリーにボールを奪われた。相手の3番は明大から入社したばかりの須藤元樹だった。結果は24−41でヤマハの敗戦。試合後、清宮監督は「あのスクラムが敗因」と指摘した。
山本は振り返る。
「あの1本は、僕の中で記憶にあります。あの後、清宮さんから事あるごとにいじられて(笑)。あのときと比べると自分自身、成長したと思うし、スクラムに対するプライドはあの頃より遥かに大きい。背負っている物も大きくなった。土曜日はチーム全員でファイトしたい」
2年前のクリスマスイブに行われたトップリーグ第13節。ヤマハとサントリーともに12連勝で迎えた大一番。場所はヤマハスタジアム。試合開始直後、ヤマハボールのファーストスクラム、一気の押しでサントリーにボールを奪われた。相手の3番は明大から入社したばかりの須藤元樹だった。結果は24−41でヤマハの敗戦。試合後、清宮監督は「あのスクラムが敗因」と指摘した。
山本は振り返る。
「あの1本は、僕の中で記憶にあります。あの後、清宮さんから事あるごとにいじられて(笑)。あのときと比べると自分自身、成長したと思うし、スクラムに対するプライドはあの頃より遥かに大きい。背負っている物も大きくなった。土曜日はチーム全員でファイトしたい」
サントリーとは昨季の日本選手権準決勝でも対戦、ケガ人が多かったこともあり、7−49で敗れている。
「ヤマハとやるときは、どこもスクラムで来る。そこを逃げずに真っ向勝負しないと」
スクラムは押された者が強くなる。土曜日の試合は、ファーストスクラムにご注目を。
「ヤマハとやるときは、どこもスクラムで来る。そこを逃げずに真っ向勝負しないと」
スクラムは押された者が強くなる。土曜日の試合は、ファーストスクラムにご注目を。
(文:森本優子)