国内 2011.12.27

花園で全国高校ラグビー開幕 大分舞鶴、日川は1回戦敗退

花園で全国高校ラグビー開幕 大分舞鶴、日川は1回戦敗退

 第91回全国高校ラグビーフットボール大会が大阪・近鉄花園ラグビー場で27日に開幕し、1回戦8試合が行われた。


 


 第54回大会で日本一に輝き、26年連続50回目の出場となった古豪・大分舞鶴は、強力FWを擁する青森北に序盤から苦戦し、7−34で敗れた。大会記録であった初戦の連続勝利は「25年」でストップ。青森北は走力も高く、高校日本代表候補のNO8藤田貴大のパワフルな突進はたびたび好機を作った。
 山梨の名門・日川も初戦で姿を消した。立ちはだかったのは光泉(滋賀)で
、19−19で迎えた後半57分、FB荒川大輔が自陣深くから強烈なハンドオフと力強い走りで右サイドを突破し、約90メートル走トライを獲得(ゴール成功)。日川はロスタイムにトライを返したが、CTB新谷大樹のコンバージョンキックはクロスバーに跳ね返され、同点とはならなかった。


 


 8年ぶり11回目の花園となった鹿児島工は北北海道代表の遠軽相手に5トライを奪い、34−0と快勝。2回戦では3連覇を狙う東福岡と対戦する。群馬代表の明和県央は、FB高悠也が自陣22メートルから巧みなステップで次々と相手ディフェンダーをかわしトライを奪うなど、全体的に突破力が高く、81−8で坂出工(香川)を圧倒した。


 元日本代表の大八木淳史氏がGMを務める高知中央は山形中央と対戦。豊富な運動量を活かして敵陣で優位にゲームを進め、35−17、創部5年目で花園初勝利を挙げた。南北海道代表の札幌山の手は、NO8籾山拓己がダイナミックな走りで2トライの活躍。和歌山工を29−0で下し、2回戦進出を決めた。


 3年ぶり32回目の出場となった関商工(岐阜)は、前半20分にPR北島大地が挙げたトライを死守し、北条(愛媛)との拮抗した試合を制した。ベスト8入りを狙う東京は、細かいパス回しやブレイクダウンからの速い攻撃で萩商工(山口)を上回り、38−0と順調なスタートを切っている。
 
 大会2日目の28日は1回戦11試合が行われる予定。


 


 


<大会1日目(27日) 結果/1回戦>


 


遠軽(北北海道) 0 – 34 鹿児島工(鹿児島)
山形中央(山形) 17 – 35 高知中央(高知)
東京(東京第2) 38 – 0 萩商工(山口)


 


明和県央(群馬) 81 – 8 坂出工(香川) 
札幌山の手(南北海道) 29 – 0 和歌山工(和歌山)
青森北(青森) 34 – 7 大分舞鶴(大分)


 


関商工(岐阜) 5 – 0 北条(愛媛)
日川(山梨) 24 – 26 光泉(滋賀)


 


 


<大会2日目(28日) 対戦カード/1回戦>


 


・10:00 【第2G】 富山第一(富山) vs. 貞光工(徳島)
・10:00 【第3G】 春日丘(愛知) vs. 尾道(広島)


 


・11:15 【第1G】 飯田(長野) vs. 高鍋(宮崎)
・11:15 【第2G】 浜松工(静岡) vs. 倉吉東(鳥取)
・11:15 【第3G】 磐城(福島) vs. 熊本西(熊本)


 


・12:30 【第1G】 日本航空石川(石川) vs. 大阪朝鮮(大阪第1)
・12:30 【第2G】 深谷(埼玉) vs. 関西(岡山)
・12:30 【第3G】 新潟工(新潟) vs. 関西学院(兵庫)


 


・13:45 【第1G】 仙台育英(宮城) vs. コザ(沖縄)
・13:45 【第2G】 清真学園(茨城) vs. 若狭東(福井)
・13:45 【第3G】 秋田中央(秋田) vs. 長崎北陽台(長崎)



※ Gはグラウンド。第1G=第1グラウンド


 

PICK UP