国内 2018.09.24

NTTコムのゲイツはリーグ戦残り試合出場停止 日本代表候補合宿も不参加

NTTコムのゲイツはリーグ戦残り試合出場停止 日本代表候補合宿も不参加
シェーン・ゲイツ
 日本ラグビー協会は9月24日、トップリーグ第4節でレッドカードを受けていたNTTコミュニケーションズシャイニングアークスのCTBシェーン・ゲイツに対し、公式戦4試合の出場停止処分が決まったと発表した(後日、選手本人を含めたチーム側から上訴があり、出場停止は3試合に軽減。詳しくはページ下)。
 ゲイツは22日に宮城・ユアテックスタジアム仙台でおこなわれた日野レッドドルフィンズ戦の後半13分、ゴール前のブレイクダウンで、相手WTBギリース・カカの顔面を肘で強打し、一発退場となっていた。
 試合後、日本ラグビー協会の規律委員会で審議され、処分が決定。
 NTTコムは現在、レッドカンファレンスの4位で、優勝を争うトップ8のトーナメント進出へ向けてゲイツは重要な戦力のひとりだったが、リーグ戦の残り3試合(第5〜7節)は出場できず、今季新設されたカップ戦の第1節(11月11日)もプレーできないこととなった(後日、再審の結果、カップ戦は第1節から出場可能となった)。
 また、南アフリカから来日して3年目のゲイツは、ラグビーワールドカップ2019へ向けた日本代表の第二次トレーニングスコッドに名を連ねているが、処分期間中ということで、24日から和歌山で始まった日本代表候補合宿には不参加となった。
 なお、日本代表候補の和歌山合宿には、コンディション不良の浅原拓真(東芝ブレイブルーパス)、ベン・ガンター(パナソニック ワイルドナイツ)、姫野和樹(トヨタ自動車ヴェルブリッツ)、福岡堅樹(パナソニック ワイルドナイツ)も参加しないことが発表された。
【シェーン・ゲイツ選手の追加的処分に対するアピールによる再審結果】(10月1日更新)
2018年9月22日におこなわれたNTTコム×日野戦で、相手選手の頭部に肘打ちをしてレッドカードを提示されたシェーン・ゲイツに対し、トップリーグ規約第73条、表彰懲罰規程第11条に基づいた追加的処分(公式戦4試合の出場停止)が決定していたが、選手本人を含めたチーム側からアピール(上訴)があり、再審をおこなった結果、出場停止は3試合となった。軽減理由は、相手選手に十分謝罪をしたことで同選手から信頼回復した旨の証言を得たため。

PICK UP