ワールドカップ
2018.09.21
ワールドカップまであと1年。舘ひろしさん、嵐・櫻井翔さんらが展望!
左から櫻井翔さん、ジェイミー・ジョセフHC、通訳の佐藤秀典さん、舘ひろしさん、大畑大介さん
(Photo by Matt Roberts – World Rugby/World Rugby via Getty Images)
ラグビー界の国内外のトップや大会公式マスコットのレンジーも参加(撮影:向 風見也)
ラグビーワールドカップ日本大会開幕まであと1年となった9月20日、都内で「ラグビーワールドカップ2019日本大会 1 YEAR TO GO KICK-OFF EVENT」という記念イベントがあり、嵐の櫻井翔さんら豪華ゲストが参加。国際統括団体のワールドラグビーのビル・ボーモント会長は、「近代的なエキサイティングなスポーツでアジアを魅了します」と宣言した。
「初のアジア開催が決定したのは、我々がこの機会を、日本を信じたからです。このイベントは、スポーツの変化の力になれると信じています」
イベントには愛知・千種高校ラグビー部OBでもある俳優の舘ひろしさんも出席。PRキャプテンの就任と専用のツイッターアカウント開設を発表した。恥じらいを覗かせながら言った。
「ラグビーをやっていたのは高校のたった3年間だけだったのですが、その時にした経験、あるいは、その時に培った友情、その時の学んだ人生経験と言いますか哲学と言いますか、それが、いまでも自分の人生にすごく影響を与えているような気がするんですね。そんな素晴らしいラグビーの魅力を1人でも多くの人に伝えられたらなと思っています。そして、それが私の使命だと思っています」
舘さんは2015年のイングランド大会で日本代表対スコットランド代表を現地観戦。この日のイベント中のトークセッションでは、櫻井さんから会場の雰囲気や熱気について聞かれてこう答えていた。
「僕はオールブラックス(ニュージーランド代表)が大好きなんですけど、彼らは普段のテストマッチでは割とさまざまな色のスパイクを履くんです。でも、ワールドカップでは、全員、黒。それだけワールドカップに賭けている」
その後の会見では、慶応幼稚舎で競技経験のある櫻井さんもワールドカップへの展望を語った。
「言われ尽くしている言葉ですけど、(オリンピック、サッカーワールドカップに次ぐ)世界3大スポーツ大会のひとつと言われる大きい大会が日本に来ることを嬉しく思っています。少しでもラグビーの魅力を伝えられたら」
日本代表を率いるジェイミー・ジョセフ ヘッドコーチは、「ワールドカップでは全チームが万全のコンディションで入ってきます。選手にとっても4年間、待ち望んだ大会とあって準備万端で挑んでくる」と大会の特徴について語る。「我々にとってはホーム開催なので、ファン、国民の皆様に声援を送っていただけることがおもなアドバンテージになると思います」としながら、まずは11月に予定されるツアーに集中したいと言った。
今秋はニュージーランド代表、イングランド代表との対戦が決まっているが、本番の開幕戦の相手であるロシア代表ともぶつかりそう。この日のトークセッションで指揮官自らが明らかにした。
「ワールドカップは先のことなので、いまは11月のツアーにフォーカスしています。それが終わればレビューをし、それ以降はスーパーラグビー(日本代表に準ずるサンウルブズが挑戦)、PNC(7月に開催予定のパシフィック・ネーションズカップ)が控えています。もちろんワールドカップの時は皆がベストコンディションで挑みます。通常のテストマッチの時以上の準備期間、拘束時間が与えられるからです。そこでジャパンもフィジカル的にピークを迎えて入ることを祈りますが、課題はメンタルを持つこと。強いマインドセットを持って意思統一で挑まなければなりません」
チケットの一般抽選販売はすでに19日からスタートしている。
(文:向 風見也)
1年前記念イベントということで多くのメディアも集まった(撮影:向 風見也)