国内
2011.11.29
清宮ヤマハ 「ここは負けない、という強みが必要」
昨季トップリーグ11位で下部との入替戦に出場するなど苦しんだヤマハは、今季リーグ戦序盤を2勝2敗とした。
清宮克幸新監督のもと10月29日のNTTコムとの開幕節(静岡・ヤマハ)を55-18で制し、以後2連勝した。しかし11月12日、近鉄との第3節(大阪・近鉄花園)を16-35で落とし、続く19日の第4節、指揮官の前所属先であるサントリーに13-26と敗れた(東京・秩父宮)。
今春からヤマハは、太田拓弥レスリングコーチによる早朝練習で球際での強さを得て、長谷川慎FWコーチの指導でセットプレーの精度を高めた。この2点を「強み」にしたいようだった指揮官は、「ここは負けない、という強みが必要」。古巣との第4節に全勝で臨むというシナリオが崩れ、2勝1敗で迎えることとなったその一戦でも負けたことを受け、「明らかに『ここでは勝った』というものを作り上げ、臨んでいかないと」と語った。あれこれと課題を見つけるより、絶対的な「強み」の構築を優先する構えだ。
(文・向 風見也)