国内 2018.01.14

神戸製鋼が最後に快勝で5位フィニッシュ。東芝6位、リコー7位…

神戸製鋼が最後に快勝で5位フィニッシュ。東芝6位、リコー7位…
神戸製鋼CTB山中亮平(中央)と東芝PR浅原拓真の激突(撮影:松本かおり)
 2017−2018シーズンのジャパンラグビートップリーグは、1月14日に総合順位決定トーナメント第2節の残り4試合がおこなわれ、最終順位が確定した。
 6季ぶりにベスト4入りを逃した神戸製鋼だが、5・6位決定戦で東芝に41−17で快勝。前半に3連続トライを挙げて主導権を握り、72分間を失点0に抑えたディフェンスも大きな勝因となった。
 一方、リーグ戦序盤の4連敗後、7連勝して準決勝進出争いを盛り上げた東芝は、結局6位に終わったが、ラストアタックで自陣からチーム一体となって根気よくつなぎ、トライを決めて意地を見せた。

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リコーとNECの激しいラストバトル(撮影:松本かおり)
 リーグ戦でヤマハ発動機と同じ9勝を挙げながら、ボーナスポイント差で4強入りを逃したリコーは、チーム史上最高成績となった昨季の6位から順位を下げたものの、7・8位決定戦でNECに44−20で勝って今シーズンを締めくくった。
 20−20で迎えた後半17分、リコーはゴール前右のスクラムからNO8コリン・ボークがショートサイドへ持ち出してインゴールに押さえ、勝ち越し。その後、WTB渡邊昌紀がスピードを発揮するなど、3トライを追加して勝利を引き寄せた。
 NECは8位に終わったものの、一桁順位は4季ぶり。

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ボールを競るNTTコムの小倉順平とキヤノンのフィナウ・トゥパ(撮影:井田新輔)
 世界的名将のひとりであるロブ・ペニーが指揮官となって4年目のNTTコミュニケーションズは、昨季5位(チーム最高成績)からさらなる躍進が期待されたが、9位でフィニッシュとなった。9・10位決定戦は、キヤノンに38−32で勝っている。
 キヤノンは28点ビハインドから後半ラスト約20分間で3連続トライを挙げるなどして6点差まで詰めたが、惜敗し、5季連続の一桁順位とはならなかった。

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現役を引退するキヤノンの菊谷崇はラストゲームで後半途中から奮闘した(撮影:井田新輔)

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力走するクボタのグラント・ハッティング(撮影:井田新輔)
 スーパーラグビー優勝の実績を持つフラン・ルディケがヘッドコーチとなって2季目のクボタは、11・12位決定戦で豊田自動織機に31−10で勝ち、昨シーズンより順位をひとつ上げた。
 クボタは5点ビハインドで迎えた後半26分、モールで押し込み、コンバージョンキック成功で逆転。その後3トライを追加し、相手を突き放した。
 レオン・ホールデン体制となって1年目だった豊田自動織機は、最後に敗れたものの、昨季より順位を3つ上げて12位に終わっている。
 最下位(16位)となった近鉄はトップチャレンジリーグへ自動降格。13位の宗像サニックス、14位のコカ・コーラ、15位のNTTドコモは1月20日におこなわれる入替戦に出場する。

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ヤマハ発動機は13日にトヨタ自動車との最終戦を28−10で制し、3位で終えた(撮影:松本かおり)
<トップリーグ 2017−2018 最終順位決定戦>
▼決勝
・サントリーサンゴリアス 12−8 パナソニック ワイルドナイツ
▼3・4位決定戦
・ヤマハ発動機ジュビロ 28−10 トヨタ自動車ヴェルブリッツ
▼5・6位決定戦
・神戸製鋼コベルコスティーラーズ 41−17 東芝ブレイブルーパス
▼7・8位決定戦
・リコーブラックラムズ 44−20 NECグリーンロケッツ
▼9・10位決定戦
・NTTコミュニケーションズシャイニングアークス 38−32 キヤノンイーグルス
▼11・12位決定戦
・クボタスピアーズ 31−10 豊田自動織機シャトルズ
▼13・14位決定戦
・宗像サニックスブルース 32−5 コカ・コーラレッドスパークス
▼15・16位決定戦
・NTTドコモレッドハリケーンズ 21−13 近鉄ライナーズ

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