史上最大の番狂わせなるか アルゼンチンがNZ戦のメンバー発表
ワールドカップ2大会連続のベスト4入りを狙うアルゼンチン代表のフェラン監督は7日、準々決勝のニュージーランド戦(9日・オークランド)に出場するメンバー22名を発表した。プールBの2位通過を決める死闘となったスコットランド戦のメンバーが基本となり、先発選手が変更となったポジションはNO8だけ。同試合で左膝前十字靭帯を断裂した副主将フェルナンデス=ロべに代わり、2008年の代表デビュー以来3キャップしか獲得していないセナトーレがエイトマンの大役を担う。
同じくスコットランド戦で股の付け根を痛めていたPRロンセーロはノックアウトステージに間に合い、自慢のスクラムでニュージーランドにプレッシャーを与えようと意気込む。また、38歳のHOレデスマは元フランス代表ラファエル・イバニェスと並び、HOとして最多となる18試合目のワールドカップマッチとなる。
そして、キッカーとしても重要な役割を担う主将のCTBコンテポーミにとっては、5点獲得すれば往年の名選手ウーゴ・ポルタが持つ同国代表最多得点記録(590)を塗り替えるという大事な一戦。
4年前は開催国フランスを2度も破り大会の主役となったアルゼンチンだが、もし今回も開催国から金星獲得となれば、相手が最強軍団オールブラックスだけに史上最大の番狂わせとしてスポーツ界の伝説となるのは間違いない。ちなみに、ニュージーランドの大手ブックメーカー(賭博業者)は、28点のハンディを与えてもオールブラックスが勝つと予想している。
<2011 Rugby World Cup アルゼンチン代表 出場予定メンバー / 10月9日・準々決勝 NZ戦>
1.R・ロンセーロ 2.M・レデスマ 3.J・フィガージョ 4.M・カリッサ 5.P・アルバセテ 6.J・カベージョ 7.J・レギサモン 8.L・セナトーレ 9.N・ベルガージョ 10.S・フェルナンデス 11.H・アグージャ
12.F・コンテポーミ(主将) 13.M・ボシュ 14.G・カマーチョ 15.M・ロドリゲス
16.A・クレーヴィ 17.M・セルソ 18.M・アジェルサ 19.A・カンポス 20.A・ラランネ
21.L・アモロシーノ 22.J・イモフ