国内
2017.10.11
近鉄のコンブリンクが手術 年内復帰は絶望的で世界選抜試合も欠場へ
宗像サニックス戦。タッチライン際でエブリンハムに捕まりながらも仲間にパスを出すコンブリンク
(撮影:Hiroaki. UENO)
10月1日の宗像サニックスブルース戦で左肩を負傷し、翌週の試合を欠場していた近鉄ライナーズのWTB/CTBルアン・コンブリンクが、10日に母国の南アフリカで手術を受けたことが明らかになった。本人がツイッターを更新し、入院中の写真をアップして、「私に起こるものは何でも、私のために起こる」とポジティブな言葉をつぶやいている。
スーパーラグビーでライオンズの2年連続ファイナル進出に大きく貢献し、南アフリカ代表での活躍が期待されながらも今年のザ・ラグビーチャンピオンシップのスコッドには入らず来日したコンブリンクは、8月26日のトヨタ自動車ヴェルブリッツ戦でトップリーグデビュー。9月9日のキヤノンイーグルス戦では初トライを記録した。そして、2度目の先発(出場5試合目)となったサニックス戦でも前半29分に自陣10メートルラインからゴールへ駆け抜けるなど、チームを勝利に導く奮闘をしていたが、後半28分、4人がかりのタックルを受けて下敷きになった際、負傷し、苦痛の表情でベンチに退いていた。
コンブリンクは肩にナイフを入れる前、「2017年の終わり…手術を受ける時間だ」とツイートしており、年内はリハビリに専念すると思われる。南アの一部メディアは回復まで6か月かかりそうだと報じた。
よって、今月28日に福岡・レベルファイブスタジアムで日本代表と対戦する世界選抜のメンバーに選ばれているが、出場は絶望的。11月に欧州遠征をおこなう南ア代表で8キャップ目を追加することも不可能で、近鉄ライナーズの今季後半の戦いにも大きく影響することとなる。
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