海外
2011.08.28
欧州ラグビーはフランスで幕開け 昨季王者トゥールーズ黒星発進
フランス最高峰リーグであるトップ14は26日に開幕し、約9カ月間にわたる長期戦が始まった。
昨シーズンの王者トゥールーズは敵地でアヴィロン・バイヨネに苦戦し、13-18の黒星発進。新加入の元オールブラックス司令塔、ルーク・マカリスターが途中出場でチームを操ったが、試合終了間際のCTBヤニック・ジョジオンによる1トライが精一杯の反撃だった。
昨季2部リーグのチャンピオンであるリヨンは、クレルモン・オーヴェルニュに13-22と惜敗。また、昇格決定戦を制して初のトップ14参戦となるボルドー・ベグルは、経営難で一時は破産騒動に揺れたスタッド・フランセから5トライを奪われ、デビュー戦を白星で飾ることはできなかった。その他、豊富な資金力を背景に毎年大物を獲得して話題を提供するトゥーロンは、新戦力が活躍。南半球スーパーラグビーのフォース(豪州)から移籍してきたWTBデイヴィッド・スミスと、ロンドン・アイリッシュ(イングランド)のスター選手だったFLステフォン・アーミテージが、挨拶がわりのトライでチームの勝利に貢献している。
ヨーロッパでは、昨シーズンまでのマグナーズリーグから「ラボダイレクト・プロ12」と大会名を変えたセルティックリーグが9月2日に、イングランドのプレミアシップは3日に開幕する。