海外
2011.08.12
南ア・カリーカップ再編決定 プレミアは実力伯仲6チームの戦いへ
南アフリカ・ラグビー協会の理事会は11日、国内地区代表選手権の最高峰『カリーカップ』に関する会議を開き、現在8チームによって行われているプレミア・ディビジョンの参加数を、来年から6チームに減らすことを決定した。
1889年に始まり、世界最古の歴史を持つ大会のひとつであるカリーカップは、かつては国内の14地区協会による総当りリーグ戦が行われていたが、資金力や選手層の格差などにより、スーパーラグビーチームの母体となっている5大協会、ウェスタン・プロヴィンス(ストーマーズ)、ブルー・ブルズ(ブルズ)、ゴールデン・ライオンズ(ライオンズ)、ナタール・シャークス(シャークス)、フリーステート・チーターズ(チーターズ)と、それ以外のチームによる対戦は大差ゲームが増えたため、リーグ再編を求める声が以前から上がっていた。14協会の代表者による投票でも「プレミア6チーム案」は賛成票が過半数を占めたため、理事会で承認された。この結果、2部リーグに相当するファースト・ディビジョンは現在の6チームから8チームに増える。
どの2チームが2部リーグ(ファースト・ディビジョン)に降格するかはこの日の会議では決まらず、今シーズン終了後の11月に確定する予定。当然、2011年大会の結果は大きな判断材料となるため、各チーム必死の戦いが続く。なお、全14節中、4節が終わった時点(8月11日現在)で、7位はピューマズ、最下位は過去23度の優勝を誇る古豪ブルー・ブルズ。