大怪我から約3カ月 NZのウッドコクとトエアヴァ、復活へ
トニー・ウッドコク アイザイア・トエアヴァ
ワールドカップ最終登録メンバー提出期限の8月22日まで約3週間と迫り、故障に苦しんできた各国トップ選手たちが徐々に復活してきた。2011年大会の開催国であり、24年ぶりの優勝が期待されているニュージーランドでは、PRトニー・ウッドコクと、万能BKアイザイア・トエアヴァが近々、国内州代表選手権「ITMカップ」に出場することが明らかになった。
腰回りの疲労性骨折により、4月29日のスーパーラグビー(ハイランダーズ戦)以来プレー不可となっていたトエアヴァ(オークランド)は、31日に行われるタラナキ戦の控えメンバーに名を連ねた。28日までオールブラックス(ニュージーランド代表)キャンプに参加するなどフィットネスに問題はなく、タラナキ戦では後半40分間の出場が予定されている。
一方、左足の靱帯損傷により約3カ月間リハビリを続けてきた、ニュージーランド代表PRとして歴代最多の74キャップを誇るウッドコク(ノースハーバー)は、8月2日のマナワツ戦に先発予定。調子が良ければ、8月中旬に行われるオールブラックスの南アフリカ遠征に帯同する可能性が高い。
また、上記2人よりもカムバックまでのスケジュールは厳しいが、5月7日のスーパーラグビー(ストーマーズ戦)で右太ももの腱を断裂したFBイズラエル・ダグも、代表合宿で順調な回復をアピールしている。可能ならば、所属するホークスベイの一員として8月中旬までにゲーム勘を取り戻したいところだが、復帰を焦らせないためにも、ITMカップ出場なしに、8月20日の南アフリカ戦、27日のオーストラリア戦でプレーさせる計画が浮上してきた。
夢の大舞台出場を目指し、一刻も無駄にできないサバイバル。ワールドカップ開幕まで、あとちょうど6週間。