ワールドカップ 2011.07.29

前回W杯3位アルゼンチン 本番前に南米ドリームチームと腕試し

前回W杯3位アルゼンチン 本番前に南米ドリームチームと腕試し

argentina


 


 2007年ワールドカップで開催国フランスを2度も破り、歴史的3位入賞を果たしたアルゼンチン代表(愛称ロス・プーマス)。2011年大会も大物食いが期待され、自らも強豪国としてマークされるのは必至だが、南米の雄であるプーマスをサポートしようと、本大会出場を果たせなかった南米各国の選手たちがドリームチームを結成し、調整試合の相手を務めることが明らかになった。
 南米ラグビーフットボール協会(CONSUR)によると、アルゼンチン、ブラジル、コロンビア、チリ、パラグアイ、ペルー、ベネズエラ、ウルグアイの選手からなる南米選抜チームが、8月6日にアルゼンチンのサンフアンでロス・プーマスと対戦する。
 2011年ワールドカップのスポンサーであるマスターカードの依頼で、イギリスのコベントリー大学が世界のラグビー競技人口を調査したところ、4年前と比較して、南米ではその数が22%も増加、アルゼンチンは10万人を超えていることがわかった。また、今月25日に国際ラグビーボード(IRB)が発表した最新世界ランキング30位以内には、8位アルゼンチンのほか、1999年と2003年にワールドカップ出場を果たしたウルグアイ(22位)、競技人口約1万9000人のうち75%が20歳以下というチリ(23位)、自国で開催する2016年夏季オリンピックに向けて7人制の強化が進むブラジル(29位)など、4カ国が入っており、南米ラグビー界に対する注目度は高い。
 南米勢で、2011年ワールドカップに出場するのはアルゼンチンだけであり、応援にも力が入りそうだ。
 アルゼンチン代表は南米選抜チームとの試合後、8月20日にウエールズ代表と、23日にはプレミアシップ復帰のウスター・ウォーリアーズ(イングランド)と腕試しを行い、9月10日のワールドカップ初戦、イングランド戦を迎える。


 

PICK UP