2019年W杯日本大会の予選プロセス発表! アジアからは直接枠なく狭き門
(Photo: Getty Images)
ラグビーユニオンの国際統括団体であるワールドラグビーは12日、2019年に日本で開催される第9回ラグビーワールドカップの予選プロセスの詳細を発表した。
本大会に参加する20チームのうち、2015年大会の各プール戦で3位以上に入ったトップ12か国(ニュージーランド、オーストラリア、南アフリカ、アルゼンチン、アイルランド、スコットランド、フランス、ウェールズ、ジョージア、日本、イングランド、イタリア)は自動的に出場権を得ており、残り8チームを予選で決める。その戦いは2016年から始まり、最終予選の敗者復活トーナメントがおこなわれる2018年の11月までにすべて出そろうこととなる。
フィジー、サモア、トンガが自動出場権を逃し注目されたオセアニア地区は2枠。アメリカ地区からも2チームが代表権を獲得し、ヨーロッパとアフリカには1枠ずつ割り当てられた。残り2枚の切符は、ヨーロッパ/オセアニアのプレーオフと、4チームによる敗者復活戦で決定する。アジアは、トップ12入りした開催国の日本がすでに出場権を得ているため地区予選からの直接的な1枠は設けられず、オセアニアカップ勝者とのプレーオフ、さらに敗者復活戦を勝ち抜かなければ大舞台に出場することはできない。
詳細は以下のとおり。
2019年ラグビーワールドカップ日本大会は、全国12都市の会場で、同年9月20日から11月2日まで開催される。
■ヨーロッパ地区(1枠)
ヨーロッパ選手権で最上位のチーム(ジョージアを除く)が出場権獲得。
■オセアニア地区(2枠)
2016年6月から2017年にかけてホーム&アウェイ方式でおこなわれるパシフィック・トライネーションズで、上位2チームが出場権獲得。
■ヨーロッパ/オセアニア プレーオフ(1枠)
パシフィック・トライネーションズの3位と、ヨーロッパ選手権で2位(ジョージアを除く)だったチームがホーム&アウェイでプレーオフをおこない、勝者が出場権を獲得。負けたチームは敗者復活戦に進む。
■アメリカ地区(2枠)
カナダとアメリカ合衆国がホーム&アウェイで戦い、勝者が出場権獲得。敗者は南米の最上位チーム(アルゼンチンを除く)とホーム&アウェイでプレーオフをおこない、勝った方がワールドカップ出場権を得る。アメリカ地区プレーオフで負けたチームは敗者復活戦に進む。
■アフリカ地区(1枠)
アフリカ選手権で優勝したチームが出場権を獲得。2位は敗者復活戦へ進む。
■アジア/オセアニア プレーオフ
2018年のアジア選手権で最上位のチーム(日本を除く)とオセアニアカップの優勝チームがホーム&アウェイでプレーオフをおこない、勝った方が敗者復活戦へ進む。
■敗者復活戦(1枠)
4チームが総当たり方式で戦い、1位になったチームがワールドカップ出場権を獲得する。
■予選免除(12枠)
ニュージーランド、オーストラリア、南アフリカ、アルゼンチン、アイルランド、スコットランド、フランス、ウェールズ、ジョージア、日本、イングランド、イタリア