ワールドカップ
2015.10.08
南アが米国に完勝でB組1位通過! ハバナがW杯通算最多トライ記録に並ぶ
W杯アメリカ戦で3トライを決めた南アフリカ代表のWTBブライアン・ハバナ(撮影:早浪章弘)
ラグビーワールドカップでジャパン戦敗退から立ち直った南アフリカ代表が、プールB1位通過でのベスト8入りを決めた。10月7日、ロンドンのザ・スタジアム クイーンエリザベスオリンピックパークでアメリカ代表と対戦し、64-0で完勝。プールステージの戦いをすべて終えて3勝1敗(勝点16)とし、同組の上位を争っていたスコットランド代表(勝点10)と日本代表(勝点8)に6ポイント以上差をつけたため、プール首位が確定した。
準々決勝に進めるのはプールBからあと1チームのみ。10月10日のサモア戦にスコットランドが勝てば、その時点でスコットランドの8強入りが決まる。もしサモアが勝てば、11日のアメリカ戦を控える日本にビッグチャンスがめぐってくる。
前半は14-0とやや手こずった南アだが、後半に爆発し、計10トライ。WTBブライアン・ハバナ(32歳)はハットトリックでワールドカップ通算トライ数を15に伸ばし、ニュージーランド代表WTBジョナ・ロムーが樹立した大会最多記録に並んだ。また、南アが誇る最高フィニッシャーのハバナは、これでテストマッチ通算64トライとなり、元日本代表WTBの大畑大介が持つ世界最多記録(69トライ)更新も視界に入ってきた。
プールB1位となった南アフリカは、準々決勝でプールAの2位チーム(10月10日のオーストラリア対ウェールズ戦で負けた方)と対戦する。17日のノックアウトステージ開幕まで10日あり、休養を十分取って8年ぶり3回目の優勝へ向けてギアを上げる。