今節で優勝を決められるか。フランスがシックスネーションズ第4節スコットランド戦のメンバーを発表。
ラグビー欧州6カ国対抗戦「シックス・ネーションズ」
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シックスネーションズ第3節を終え、フランス代表は開幕から3戦連続でボーナスポイントを獲得し、勝ち点15で首位を独走している。今週末、敵地エディンバラで2位スコットランドにボーナスポイント付きで勝利すれば、最終節を残しての優勝が決まる。現地ではグランドスラムへの期待も膨らんでいる。
この注目の一戦に向けて現地メディアやファンの間で盛り上がっていたのは、「LOとCTBに誰を起用するのか?」という議論だった。この3戦で起用された選手たちが甲乙つけ難いパフォーマンスを披露していたからだ。
LOについては、イタリア戦で先発したチボー・フラマンとエマニュエル・メアフーのコンビに満足しつつも、フラマンのふくらはぎの状態を考慮し、ローテーションさせることにした。「最初の2試合で素晴らしいパフォーマンスを見せたシャルル・オリヴォンとミカエル・ギヤールのコンビを先発に戻した」とファビアン・ガルチエHCは説明する。
特にオリヴォンのFLからLOへの転向について問われると、「私が彼をどう見ているかというお話をするよりも、今、チームはシャルル(オリヴォン)を必要としていると言った方がいいでしょう。土曜日の試合には『偉大なるシャルル』が必要なのです」と、その存在感を強調した。
CTBには負傷から復帰してきたヨラム・モエファナとニコラ・ドゥポルテールを選んだ。
「大会初戦のアイルランド戦で先発し、非常に良いパフォーマンスを見せたペアを再結成することに決めた。そして、フィニッシャーにはピエール=ルイ・バラシが入り、12番、13番、そしてWTBのポジションをカバーします」
もう一つ、気になるのは右PRだ。こちらは、心臓の疾患により突如引退を余儀なくされたウイニ・アトニオの影を追い求めている状態だ。今回もドリアン・アルデゲリが引き続き3番を務める。最初の2戦でリザーブだったレジス・モンターニュは首に違和感を抱えており、前節途中出場したジョルジュ=アンリ・コロンブは練習中に負傷。今回はデンバ・バンバが控えに選ばれた。
「デンバ(バンバ)は今シーズンの開幕以来、ラシン92でほぼすべての試合に出場している。ラシンでは2人の非常に優れた外国人PR(タニエラ・トゥポウ/オーストラリア代表、グラム・ゴギチャシヴィリ/ジョージア代表)とポジションを争っており、彼のパフォーマンスやラシンのコーチ陣からのフィードバックも良好だ。昨夏のニュージーランド遠征にも参加していた。彼にとってこれは掴み取るべきチャンスであり、我々にとっても、彼を再びチーム構成の中に組み込める良い機会です」
これらのメンバー選考について、ガルチエHCは「内部での競争」を再び強調する。
「この競争が我々を向上させており、そうでなければならない。選考はパフォーマンス、内部の競争に基づいた選択です。もちろん対戦相手のことも、大いに観察し、研究もしましたが、今回の決定の多くは内部に向けられた観察の結果です」
今週、アタックコーチのパトリック・アルレタズが「今のフランス代表にとって最大の罠は、『フランスがすでに大会を制した』という、世間の声に酔いしれてしまうことだ」と警鐘を鳴らしていたが、対照的にガルチエHCは「選手たちから大きな野心、強いモチベーション、非常に良いエネルギー、そして高い志を感じている。彼らは我々の期待に応えてくれており、一貫性のある前進を続けており、チームが一つになっていると感じる」と確固たる信頼を口にした。
「チームが構築されていく手応えがあり、エネルギーも常に満ち溢れている。同時に、認識もできている。エディンバラで負ける可能性があることは分かっている。それでもなぜ我々がエディンバラへ行くのかもわかっている。それは我々に野心があるからだ。彼らの強い認識と、裏付けのある野心を感じ取っている。それは、共に行ってきた質の高いトレーニング、そして共に作り上げてきた試合内容に裏打ちされたものである。我々にはまだ伸びしろがある。もっと成長できるし、成長しなければならない。そして、常に野心的であり続けなければならない」
そう熱く語り、「それ以外の周囲の声は、単なる『居酒屋のカウンターでの世間話』のようなものです」と、世間の楽観的な声に対しては冷静な態度を示した。
先週のバイウィークがどれほど重要だったのかという質問に対して、ガルチエHCは「この大会は非常に短くもあり、非常に長くもあり、そして極めてエネルギーを消耗する。つまり、試合の準備、試合、そして試合後、そのすべてにおいて、選手の持つありとあらゆる力を、その底の底まで引き出しに行くことになるのです」と述べ、こう訴えた。
「今年は、バイウィークは今回の一度しかない。以前はバイウィークが二度あり、『2試合戦って休み、1試合戦って休み、また2試合』というサイクルだったが、今は代表戦の連戦がより過酷になっている。すべての国にとって、これは未知の領域への挑戦だ。『3連戦、1週間の休み、そして2連戦』という流れは、ワールドカップ以外では経験したことがない。しかもワールドカップなら、時には主力を休ませてリカバリーに充てられるような試合もあるが、シックスネーションズには、そんな余地を与えてくれるような試合は一つもない」
対戦相手のスコットランドは、よく知る相手だ。そして、マレーフィールドの『アウェーの洗礼』もよく知っている。
「スコットランドへの遠征は、いつも非常に厳しいものです。ロッカールームは、私に言わせれば世界で最も狭いロッカールームで、廊下で着替えなければならないのです。空いている隣の部屋、本来はロッカールームのもう半分であるはずの場所なのですが、そこを使わせてほしいと頼んでも、使わせてもらえない。ですから、国際試合だというのに廊下で着替え、準備をするのです。我々のすぐ隣にあるレフリーのロッカールームの方が大きいんです」とガルチエHCは苦笑まじりに舞台裏を明かした。
チームについては、「スコットランドは優勝を狙っているチームです。非常にアグレッシブで闘争心があり、FWも非常によく動く。そしてこの大会で、少なくとも英国内においては最高のBKラインでしょう。この夏に遠征を行ったブリティッシュ&アイリッシュ・ライオンズのメンバーを構成していたのは彼らですから」と高評価する。
トライ数に関しては、フランスのBKも、今大会ここまでで18トライを叩き出し、6チーム中トップを快走している。この試合は『アタック祭り』になるのか?と質問を受けると、
「ええ。ですが同時に、『ディフェンス祭り』でもあるでしょう。一方が素晴らしい攻撃を仕掛けるなら、対する側はそれ以上に素晴らしく守らなければならない。我々にとって、これは大きな試練です。我々のBKは、目の前の相手が今まさに最高潮にあるチームだということを正しく認識しています。我々がそのレベルに達していることを示せるか、野心を持てるか。彼らにはその野心があると確信しています」と切り返し、
「スコットランドは、長い年月を共にプレーしてきたグループであり、集団経験値もあります。対する我々のBK陣にも、所属クラブでのプレーを通じた集団経験値があります。ハイレベルな戦いになることは間違いありません。空中と地上で繰り広げられる激戦となるでしょう」と予想する。
彼の言葉から、大会が深まるほどに増す緊張感が感じられる。
「シックス・ネーションズは、毎回、次に控える挑戦が『最も困難なもの』になります。だからこそ、この大会は信じられないほど素晴らしいのです。約束された勝利を手にできるか否か、挑戦に成功するか否か。新しい試合の日を迎えるたびに、すべてが根底から覆されるような感覚になります。各節で非常に多くのことが起こるため、毎試合、リセットされ、また白紙の状態から始まるようなものです」
2020年、3連勝でマレーフィールドに乗り込みながら敗れた。翌週の最終節アイルランド戦では勝利を収めたものの、勝ち点で並んだイングランドに得失点差で及ばず、優勝を逃した。その記憶は、今も彼の中で風化していない。
「スコットランドには優勝する能力があり、その野心は明確です。我々を迎えるのは、『自分たちは大会を制することができる』と信じているチームであり、国なのです。我々も同様です。この6週間、選手たちは懸命に努力を続けてきました。彼らは期待に応え、パフォーマンスを発揮しており、我々にも優勝する能力があります。しかし、決戦は土曜日です。答えは土曜日に出ます」
フランス代表 スコットランド戦メンバー




