【リーグワン】クボタスピアーズ船橋・東京ベイが開幕2連勝。リコーブラックラムズ東京に1点差まで迫られるも突き放す。
■NTTリーグワン2025-26 D1第2節
12月20日@フクダ電子アリーナ(千葉)
【S東京ベイ 50-28 BR東京】
昨季準優勝、船橋市に練習拠点のあるクボタスピアーズ船橋・東京ベイの今季初にして千葉県内初のホストゲームを開催。連勝をねらうスピアーズと初勝利を目指すリコーブラックラムズ東京が千葉市のフクダ電子アリーナで対戦した。
先制はブラックラムズ。前半2分、センタースクラムからCTB池田悠希が左サイドを突破すると、続くフェーズでFL山本秀が相手3名にぶつかりながら右中間にトライ。SO中楠一期のコンバージョンも決まり7点を先行した。
スピアーズも反撃し圧力をかける。17分にラインアウトモールを起点にPRオペティ・ヘルがトライ。続く20分にも左サイドを抜けたCTBリカス・プレトリアスが連続トライをマーク。SOバーナード・フォーリーは2本ともコンバージョンを決め、逆転に成功した。(14-7)
スピアーズはこの後も効果的なゲインで前進し、27分には左サイドで2人を突破したWTB木田晴斗がトライラインを超え、35分にもキャプテンのNO8マキシ ファウルアが左スミにトライ(G)、得点を重ねていく。ブラックラムズも2PGで追いかけ、前半は26-13のスピアーズリードで折り返した。
後半3分、ブラックラムズは敵陣深い位置のラインアウトのチャンスからSH TJ・ペレナラが持ち出してグラウンディング、5点を返す。その後もプレッシャーをかけ続けたブラックラムズは6分にスピアーズのイエローカードを誘発し数的有利に立った。
スピアーズは11分のPGでリードを広げるが、追うブラックラムズは15分にラインアウトモールからトライ(G)、23分にもPGを重ねて1点差に迫る。(28-29)
ここから一段階ギアを上げたスピアーズ。25分にはラインアウトモールをドライブしてNO8マキシが自身2本目のトライ(G)。続けて29分には右サイドへの展開でオフロードでボールをつなぎ、CTBハラトア・ヴァイレアが右中間にフィニッシュ、リードを15点に広げた。(43-28)
CTBヴァイレアは36分にも2本目のトライをマークし、プレーヤー・オブ・ザ・マッチに輝く活躍で勝利を手繰り寄せる。終盤に突き放したスピアーズが50-28でブラックラムズを制し、開幕2連勝を飾った。一方、敗れたブラックラムズは今季未勝利のままとなった。
試合後、スピアーズのキャプテン、NO8マキシ ファウルアは後半に1点差まで迫られてからの立て直しについて「自分たちを信じきって、やることをやれば必ず結果はついてくると思って。全員がハードワークしました」と振り返った。




