国内 2025.12.08

三菱重工相模原ダイナボアーズのルカニョ・アム、移籍は昨季所属の南アフリカ代表に相談。「チームに貢献したい」意気込み。

[ 編集部 ]
三菱重工相模原ダイナボアーズのルカニョ・アム、移籍は昨季所属の南アフリカ代表に相談。「チームに貢献したい」意気込み。
スリーダイヤの前に立つルカニョ・アム©三菱重工相模原ダイナボアーズ

 2025-26シーズンよりリーグワン ディビジョン1の三菱重工相模原ダイナボアーズに加入した南アフリカ代表42キャップのCTB/WTBルカニョ・アムが12月8日、記者会見に出席した。

 パワーとスピードを兼ね備える世界屈指のアウトサイドCTBであり、南アフリカ代表“スプリングボクス”として2019・2023年のW杯連覇を経験したルカニョ・アム(31)。チームには2週間前に合流し、開幕に向けフィットを進めている。練習後におこなわれた会見では冒頭で「自分のキャリアや経験したこと、自分の能力でできるだけチームに貢献できるよう、できることを全てやっていきたい」と意気込みを伝えた。

 2021年度(2022シーズン)はコベルコ神戸スティーラーズに所属。退団後は南アフリカのURC(ユナイテッド・ラグビー・チャンピオンシップ)チーム、シャークスに所属していたが「いつか日本に戻りたい」との思いを抱いていた。ダイナボアーズから受けたオファーを「今のキャリアや自分自身のプレー的にもチームに貢献できると思うし、自分にとっても良いチャンス」ととらえ、4年ぶりに日本でプレーすることを決めた。

 移籍を決断する前には、昨季ダイナボアーズに所属した南アフリカ代表WTBカート=リー・アレンゼに相談。チームの様子や印象を聞いて「自分が貢献できるチーム」であると確信した。具体的な「貢献」のイメージについては「一貫性を持って、毎週自分のベストを出すことで役割を果たしたい」と述べた。

 契約期間は1年。家族を南アフリカに残す単身赴任でシーズンを戦うことになるが「チームや自分が良いパフォーマンスをして、長く残るチャンスがあればオプションとして考えています」と将来を見据えた。初のプレーオフ進出を目指すダイナボアーズにインパクトをもたらすプレーが期待される。

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