ワールドカップ
2015.08.28
ジョーンズHC、真に見据えるのはW杯8強。「すべてはこの先の4週間」
エディージャパン、国内最終戦へ。前日会見をおこなった指揮官と主将。
ラグビー日本代表は29日、東京・秩父宮ラグビー場でウルグアイ代表戦をおこなう。4年に1度のワールドカップ(W杯/イングランド/9月から)を前に国内最後のテストマッチ(国同士の真剣勝負)に臨む。
今回のW杯限りでの辞任を表明しているエディー・ジョーンズ ヘッドコーチ(HC)は28日、会見し、「がっかりさせてしまって申し訳ありません。悪いニュースを聞きたいでしょうが、そういったものは提供できません」とくぎを刺しつつ、質疑が続くなかでこう語る。
「2015年が終われば、チームには新しいエネルギーが必要。日本協会は新しい適任者を見つけられるはずです。コーチとして自分の希望で退任することは、なかなかできないことです」
もっとも真に見据えるのは、イングランドでの準々決勝進出という目標のみだという。「すべてはこの先の4週間。日本もラグビーを真剣に取り組んでいる国だと印象付けたい」と話し、29日のゲームへ「いいパフォーマンスをするための準備万端です。今回の試合のメンバーは、経験値の高い、最も強いチーム構成と言えます」と展望を語る。
隣にいたFLリーチ マイケル主将もこうだ。
「このチームとしての国内最後の戦い。皆にこれならW杯で勝てる、と自信を持ってもらえる試合をしたい。外からの影響は全くなく、自分たちのことに集中している。選手に聞いても『全く問題ない』と。すべてを、2015年(イングランドでのW杯)に出したい」
(文・撮影/向 風見也)