JAPAN XVがキャプテンズランを公開。バイスキャプテン福田健太は「コミュニケーション」でチーム導く。

　6月28日の「リポビタンDチャレンジカップ2025」でマオリ・オールブラックスと対戦するJAPAN XVが、秩父宮ラグビー場で前日練習「キャプテンズラン」をおこなった。

　見学に訪れたファンが見守る中、午前10時ごろに選手が登場。この時点で気温30度近いコンディションでウォーミングアップが始まった。報道陣に公開された冒頭15分間では、短距離のランニングなどで調整し体を動かしていた。

　キャプテンズラン終了後、記者会見にJAPAN XVでバイスキャプテンを務めるSH福田健太とHO江良颯が登場し、明日への意気込みを語った。

　アタックのキーポジションを担う福田は、SOサム・グリーンと実戦で初のハーフ団のコンビを組む。フィールド外も含めたコミュニケーションで信頼関係を築いているようで、パスやランに強みのある「彼の良さを引き立てるようなゲームコントロール」を心掛けるとした。

「日本代表候補」として臨む一戦、福田はメンバー23名のうち6名しかいない日本代表キャップホルダーの一人で、バイスキャプテンという重責を担う。「キャプテンの甲嗣がチームをリードしてくれると思う」と下川に信頼を寄せながら、福田自身はBK陣のコントロールに加え「改善した方がいいことを伝えて、ハドルで良いコミュニケーションが取れるように甲嗣をサポートしていきたい」と副将としての思いを語った。

　ナショナルチームで初出場を果たす江良は「幼い頃からの目標」と語る舞台への思いを明かし、「僕自身がヒーローになれるように、子どもたちに勇気を見せられるように」戦う決意を示した。