【リーグワン準決勝】東芝ブレイブルーパス東京が決勝進出!コベルコ神戸スティーラーズをノートライに抑える。

■NTTリーグワンD1プレーオフ準決勝・5月24日@秩父宮ラグビー場(東京)
【BL東京 31-3 神戸S】
レギュラーシーズン首位の東芝ブレイブルーパス東京と、5位で準々決勝を勝ち上がったコベルコ神戸スティーラーズが準決勝で激突。最終的な点差は離れたものの、互いのエフォートを示し合う熱戦をブレイブルーパスが勝ち切った。
立ち上がりから着実に前進したスティーラーズ、敵陣22mライン付近で相手のペナルティを誘うと、前半3分にSOブリン・ガットランドがショットを沈めて3点を先取する。
ブレイブルーパスも攻勢に転じる。SOリッチー・モウンガの50:22成功で敵陣深くまで侵入すると、ラインアウトからの展開でトライを奪ったかに思われたが、TMOでモール内でのノックフォワードが確認されキャンセルとなる。
しかし仕切り直しのスクラムからFL佐々木剛がボールを奪い返すと、フェーズを重ねて15分にCTBロブ・トンプソンが中央にトライ。リッチー・モウンガのコンバージョンも決まり、7点を返したブレイブルーパスが逆転した。
その後は両チームが深い位置まで攻め込むも、互いのディフェンスが耐えて得点を与えず、7-3のブレイブルーパスリードで前半を折り返した。
後半開始早々、スティーラーズはペナルティが重なりブレイブルーパスの前進を許す。トライライン前でセンタースクラムのチャンスを得たブレイブルーパスは、3分に右への展開からWTB桑山聖生がトライ(G)。さらに9分にもPGを決めて14点のリードを奪った。(17-3)
得点がほしいスティーラーズ、後半18分台に共同キャプテンのLOブロディ・レタリックのビッグゲインを起点に敵陣22mライン内に侵入するなど、攻めの姿勢を見せるがスコアに結びつけることはできず。
35分と40分のトライ(G)でリードをさらに広げたブレイブルーパスが31-3で勝利し、2年連続の決勝進出を決めた。
ブレイブルーパスのキャプテン、NO8リーチ マイケルは相手をノートライに抑えたディフェンスについて「セットプレーの安定」をポイントに挙げ、タックルについても「試合の初めからこだわった」とチームのエフォートについて振り返った。
敗れたスティーラーズは3位決定戦に出場する。デイブ・レニーHCは引き離された後半のパフォーマンスについて「スコアできるチャンスを仕留めきれず、追いかけている展開でミスをしてしまった」と悔やんだ。