ワールドカップ 2015.07.12

南ア代表が世界選抜を圧倒! デヴィリアーズ主将が8か月ぶりに復活

南ア代表が世界選抜を圧倒! デヴィリアーズ主将が8か月ぶりに復活

JDV

ひざの重傷から奇跡的カムバック! 世界選抜戦で復帰した南ア代表のデヴィリアーズ主将
(Photo: Getty Images)

 ラグビー日本代表が今秋のワールドカップで最初に挑む相手、南アフリカ代表(スプリングボックス)が、本番に向けて好スタートを切った。地元ケープタウンで現地時間11日、世界選抜(World XV)と対戦し、46-10で快勝。

 南ア代表はセットピースとブレイクダウンで優位に立ち、激しいディフェンスも世界選抜を苦しめた。12番を背負ったダミアン・デアリエンディは序盤から力強いランを連発して華麗なハンドスキルを披露、初代表入りで先発した21歳のCTBジェシー・クリエルも攻守で躍動し、FBヴィリー・ルルーはハットトリックを決めている。
 しかし、スプリングボックスは反則が多く、2人がイエローカードをもらっており、規律に課題を残した。

 この試合で南ア国民を最も安心させたのは、106キャップを持つ偉大なキャプテンの復活。昨年11月の欧州遠征でひざを壊し、ワールドカップ参戦は絶望的と見られていた主将のCTBジャン・デヴィリアーズだが、驚異的な回復でこの試合にベンチ入り、後半から出場して約20分間プレーし、ルルーのトライを演出するなど元気な姿を見せた。

 南ア代表は今月18日からラグビーチャンピオンシップ(南半球4か国対抗戦)でオーストラリア、ニュージーランド、アルゼンチンと戦うが、CTBデヴィリアーズは所属チームのウェスタン・プロヴィンスに戻り、練習試合やカリーカップ(南ア国内選手権)で調子を上げていくプランもある。

 11日には、同じくラグビーワールドカップ2015に出場するフィジー代表とナミビア代表も試合をおこなっており、フィジーはマオリ・オールブラックスに26-27と惜敗、ナミビアはロシアを39-19で下している。

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