近鉄にも南アのビッグスター2人! スピース、デアリエンディ!!
ラグビー大国の南アフリカからジャパンラグビートップリーグチームへの加入が相次いでいるが、近鉄ライナーズも現役バリバリのビッグネーム2人を獲得した。スプリングボックスで53キャップを持つNO8ピエール・スピース(30歳)と、昨年代表デビューを果たしたCTB/WTBダミアン・デアリエンディ(23歳)。近鉄は26日、両選手の2015年度新加入を正式に発表した。
2人ともワールドカップの南ア代表候補に入っており、11月からの合流になりそうだ。
ブルズの中心選手としてスーパーラグビーで3回の優勝に貢献し、主将も務めたスピースだが、今シーズンをもって同チームを退団し、来年2月からはフランスのモンペリエに移籍することが報じられている。近鉄でプレーするのはそれまでの約3か月間とみられるが、「近鉄ライナーズの一員としてラグビーができることを楽しみにしています。私は日本のラグビーに対して、いつも大きな尊敬と敬愛の気持ちを持っていました。また、この美しい国へ行くことを希望していました。近鉄ライナーズの上位進出の手助けができることと、日本での生活が待ち遠しいです」と、ベストパフォーマンスを約束した。
上腕二頭筋の怪我からも復活。身長194センチ、体重107キロの身体は筋骨隆々で、100メートルを10秒7で走ったことがある。近鉄ジャージーを着たスピースの力強いボールキャリーが見られそうだ。
一方のデアリエンディは、南アでいま最も勢いがあるCTBのひとり。スリークォーターバックはどこでもカバーできるが、南ア代表では背番号13を狙う。身長189センチ、体重100キロ。突破力があり、キックも巧みだ。
スプリングボックスでは昨年8月にデビューを果たし、現在のテストキャップ数は3。今年のスーパーラグビーではストーマーズの南ア・カンファレンス優勝に貢献した注目株である。
デアリエンディは、「近鉄ライナーズのために戦い、チームの目標達成に大きく貢献すること、そして日本の生活を経験できることを楽しみにしています」とコメントを発表した。