【全国高校選抜大会・準々決勝】京都対決は京都成章に軍配。京都工学院を34-24で振り切る。

■第26回全国高校選抜大会 準々決勝・3月27日@熊谷ラグビー場(埼玉)
【京都成章 34-24 京都工学院】
毎度激戦必至の京都成章×京都工学院の京都対決。
今季初対戦はまさかの全国舞台で繰り広げられた。
勝利を手にしたのは成章。最終スコア34-24で制した。
昨季の県総体と花園予選決勝は、いずれも工学院が勝利。
成章はリベンジに燃えていた。
「2連敗している状況だったので、ここで絶対に勝とうと」(NO8南川祐樹)
この日は先へ先へとスコアできた。先制トライは前半5分。FB笹岡空翔主将がPGを沈めた。
3-3と同点に追いつかれてからは、華麗なアタックで連続トライを奪う。
16分、20分、23分と、オフロードパスを駆使しながら丁寧にボールを繋ぎ、22-3までリードを広げた。
しかし、22-10で迎えた後半は点の取り合いに。
2分に工学院のCTB林宙が味方のハイパントを敵陣22メートル内で好捕、トライに繋げれば、10分にはゴール前のラインアウトから用意されたサインプレーで内に切り込んだ成章NO8南川祐樹がトライラインを割った。
スコアは22-17、27-17と動き、17分の工学院のトライで再び24-27と差は縮まった。
それでも、成章は落ち着いていた。
「僕らが立ち戻るのはディフェンス。どんなに点差を詰められても、やることは一緒やでと、冷静でいられました」(南川)
ラインアウトの一瞬の隙を突いたWTB尾関仁のトライで10点差までリードを広げると、PR辻子倫太朗のスティールや人数をかけてのカウンターラック、タッチラインの外に出す好タックルなど、試合終了まで堅守を披露した。
関崎大輔監督は「この時期に(工学院と)できるのは大きいね、と話していました。その通りになり、課題はたくさん見つかりました。勝って反省できるのは大きいです」と話した。
2018年度以来7年ぶりに進出の準決勝(3月29日)では、東福岡と対戦する。