3.22はブレイブルーパスのホストゲーム最多観客数見込み。対ワイルドナイツの首位攻防戦は最高の舞台へ。

NTTリーグワン ディビジョン1の東芝ブレイブルーパス東京が3月18日の練習を報道陣に公開した。3月22日の埼玉パナソニックワイルドナイツ戦に向け質の高いトレーニングで準備を進める。チケットの販売も好調で最高の雰囲気の中で首位攻防戦がおこなわれる見込みだ。
ここまでの戦績は共に9勝1分1敗で並ぶが、勝ち点42の2位・BL東京が勝ち点45の首位・埼玉WKを3差で追う状況。今季最初の直接対決は2月9日(第7節・熊谷ラグビー場)におこなわれ、28-28で引き分けている。
公開された実戦形式のトレーニングでは、体を当てながら緊張感のある攻防が展開されていた。全体練習終了後の個人練習では、キャプテンのNO8リーチ マイケルとバイスキャプテンのHO原田衛が、ランとタックルバッグを持った相手へのコンタクトを一連の流れで繰り返す練習に取り組んでいた。
原田衛は前節・トヨタヴェルブリッツ戦(○33-22・豊田スタジアム)をふまえ「雨の中で難しい試合でしたけどFWとしてモールでトライが取れたので、ワイルドナイツ戦に向けて精度を上げていこうという感じです」と次戦を見据えた。
トッド・ブラックアダー監督は埼玉WKについて「すごく良いFWパックがそろっていますので、どれだけフィジカルに戦えるか」が今週末の勝負のポイントになるとの展望を述べた。またSO山沢京平がPGのショット成功率100%を記録するなど高い精度を誇る相手のプレースキックを警戒し、「規律を高く、3点のチャンスを与えないのが大事」と語った。
BL東京の荒岡義和社長はホストゲームとして迎える埼玉WK戦のチケット販売状況について説明。今季の秩父宮開催ホストゲームで最多入場者数13,339人を記録した2月15日の東京サントリーサンゴリアス戦と比較して3,000枚以上を上回るペースでチケットを販売していると明かした。今週土曜の埼玉WK戦は「おそらく15,000を超えるのではないか」と観客数の予測を立てている。
BL東京のリーグワンレギュラーシーズンのホストゲーム歴代最多観客数は、昨季第7節(2月24日)横浜キヤノンイーグルス戦(秩父宮)で記録した13,581人だが、今週末の首位攻防戦での新記録樹立を見込む。これまで秩父宮開催のホストゲームでは「北スタンド」はチームのバナーを設置し、観戦エリアとして使用していなかったが、今後のチケット販売状況によってはエリアを解放する可能性もあるという。