海外
2015.06.14
高麗大が逆転で早稲田大との定期戦初勝利
早稲田大と高麗大の定期戦(写真:大韓ラグビー協会サイトより)
14日に韓国・高麗大グラウンドでおこなわれた早稲田大と高麗大の第10回定期戦。後半38分、高麗大が韓国代表WTBチョン・ヨンシクのトライとゴール成功で再逆転し、36-34(前半21-12)で定期戦初勝利をおさめた。
過去すべての両校対戦成績を見ると、高麗大の勝利は1979年6月以来36年ぶりで、通算3勝目(早稲田大は10勝)。
前半12分、高麗のWTBリュ・ヨンウンの先制トライで始まった。15分には快速の韓国代表WTBチョン・ヨンシクもゴールへ駆け抜け、14-0とする。早稲田は18分に1トライを返したあと、32分にはラインアウトからモールで押し込み、2点差に詰めた。しかし35分、高麗のWTBチョンが2トライ目を決め、21-12で折り返した。
後半早々、早稲田のCTBがゴールラインを割り、再び2点差になったものの、高麗はすぐにバックスがボールをつないで得点し、リードを広げた。その後、早稲田がドロップゴールを決めれば、高麗はPGで3点を追加。
しかし30分、高麗のインサイドCTBがシンビン(一時的退出)となり、流れは早稲田に傾く。日本の伝統校は32分、35分と連続トライを挙げ、29-34と逆転した。
だが、ホームでの勝利に燃えた高麗は38分、WTBチョンがこの日ハットトリックとなる自身3本目のトライを奪い、同点とする。そして、ゴールキックをFBリュ・ジェヒョックが決め、劇的な再逆転でノーサイドになった!!
(文:見明亨徳)