各国代表
2025.02.05
元オールブラックスPRカール・トゥイヌクアフェが引退発表。健康のためにラグビーを再開した異色のキャリアに終止符。
ニュージーランド代表“オールブラックス”27キャップのPRカール・トゥイヌクアフェが、2月5日に自身のInstagramアカウントで現役引退を発表した。
トゥイヌクアフェはウェスレー・カレッジ在学中から注目を集める存在だったが、卒業後は家族を養うためにラグビーから離れていた。警備のデスクワークの職務に就くも、体重が170キロまで増加。医師のすすめでラグビーを再開したというストーリーを持つ。
2015年にNPC・ノースハーバーでプレーし、フランス・ナルボンヌを経て2018年のシーズン途中にPRの負傷者が出たチーフスのスコッドに入った。このとき体重は135キロまで落ちていた。
スーパーラグビーのシーズン終了後、オールブラックスに初招集され、6月16日のフランス戦で初キャップを獲得。同年の世界年間最優秀新人賞(ブレイクスループレイヤー)にノミネートされるほどの鮮烈なパフォーマンスを見せた。
その後、W杯出場は叶わなかったが通算27キャップを獲得し、2022-23シーズンよりフランス・TOP14のモンペリエに移籍していた。
トゥイヌクアフェはオールブラックス時代の映像と共に引退を伝えるメッセージを発表。「私は決して偉大(great)ではなかったが、いつも感謝の気持ち(grateful)でいっぱいでした」との言葉で選手生活の謝辞を記した。