各国代表 2025.01.22

女子ウエールズ代表の新HCにショーン・リン氏就任。プレミア15sのグロスターを連覇に導いた名将。

[ 編集部 ]
女子ウエールズ代表の新HCにショーン・リン氏就任。プレミア15sのグロスターを連覇に導いた名将。
女子ウエールズ代表の新HCに就くショーン・リン氏(Photo/Getty Images)

 ウエールズラグビー協会は1月20日、女子ウエールズ代表の新ヘッドコーチに、昨年11月に退任したイオアン・カニンガム氏の後任としてショーン・リン氏を迎えたと発表した。

 現在、イングランド最高峰の女子リーグ「プレミア15s」のグロスターでHCを務めるリン氏は、過去2シーズンでチームを連覇に導き、今季も首位に立っている。

 シーズン終了後までHCを務め、シックスネーションズの開幕前の3月に同代表の指揮官に就任する予定だ。

「私はウエールズ人です。これが私にとってどんな意味を持つかは、説明するまでもありません。ウエールズ代表の監督になることは最高の仕事であり、才能豊かでエキサイティングな選手たちとともにその役割を担うことを楽しみにしています」

 同代表は前回のW杯で準々決勝進出も、昨季は11回のテストマッチでわずか4勝しか記録できず、シックスネーションズでは最下位に終わり、WXV2ではわずか1勝しか挙げられなかった。

「やるべきことはあるが、イングランドでウェールズ代表の選手たちを指導し、また相手に指導した経験から、国を誇りに思える選手たちがいることはわかっている。2025年は女子ラグビー史上最大の年となることが確実。シックスネーションズとラグビーワールドカップに向けて準備を進めています」と語った。

 今秋の女子ラグビーワールドカップではカナダ、スコットランド、フィジーと同じプールBに振り分けられた。

 ウエールズ協会のアビ・ティアニーCROは、「ショーン・リン氏の任命は、女子ウエールズ代表チームの重要性と、その発展を私たちが望んでいることを強調するものです。彼は応募者の中で、最も優れた候補者でした」とコメント。リン氏とは3年契約を結んでいる。

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