【リーグワン】震災から30年、「メモリアルジャージ」着用のコベルコ神戸スティーラーズが浦安D-Rocksに快勝。
■NTTリーグワンD1第5節・1月19日@ノエビアスタジアム神戸(兵庫)
【神戸S 50-22 浦安DR】
1995年1月17日に発生した阪神・淡路大震災から30年が経過。想いを語り継ぐ「1.17メモリアルジャージ」を着用したコベルコ神戸スティーラーズが、ホストゲームに今季D1に昇格した浦安D-Rocksを迎えた。
立ち上がりから初出場初スタメンのWTB船曳涼太がスティーラーズに勢いをもたらすゲインを見せる。このプレーを起点に前進し、前半3分にLOブロディ・レタリックが左中間でフィニッシュ。SOブリン・ガットランドのコンバージョンも決まり7点を先取した。
初勝利がほしいD-Rocksは、12分に22mライン上で空いたスペースを突いて左中間にトライ。SO田村煕のゴールも成功で同点に追いついた。
スティーラーズは19分のPGで3点を勝ち越した後、28分にCTBナニ・ラウマペが2人にぶつかりながら左中間に飛び込みトライ(G)。直後の30分にもラインアウトのクイックスローからブリン・ガットランドが左にキックパス、キャッチしたWTB松永貫汰がトライゾーンに入り12点を重ねた。(22-7)
D-Rocksは35分に石井魁が左大外に2本目のトライをマークし、スティーラーズは41分に船曳涼太が右サイドでキャッチしたキックパスのキープからLOジェラード ・カウリートゥイオティが押し込んだトライ(G)で追加点。29-12のスティーラーズリードで前半を折り返した。
ビハインドのD-Rocksは後半に巻き返す。5分にSH飯沼蓮がスペースを作りながら放ったパスを受けたNO8ヤスパー・ヴィーセがトライ(G)。15分にもPGを通して7点差に迫った。(22-29)
ここからスティーラーズもギアを上げる。松永貫汰が20分に右のラインアウトから左大外への展開で2本目、28分にFB李承信の前方へ転がすキックパスを拾って決めた3本目のトライ(G)をマークして突き放す。39分にPR中島イシレリが最後の一撃となるトライ(G)を押し込んでフルタイムを迎えた。
50-22で勝利したスティーラーズは2勝3敗(勝ち点12)、D-Rocksは5敗(勝ち点0)で一区切りとなる最初の5節を終えた。