101日活動へ。リオ五輪アジア予選 男子セブンズ日本代表スコッド発表。
奥は本城和彦五輪セブンズ部門部門長。(撮影/松本かおり)
2015年11月7日(土)、8日(日)に香港で開催されるリオデジャネイロオリンピック2016のアジア予選。同予選の突破を目指す男子セブンズ日本代表スコッドの発表記者会見が5月28日に開かれた。
会見に出席したのはオリンピック・セブンズ部門部門長の本城和彦氏と、男子セブンズ日本代表の瀬川智広ヘッドコーチ。アジア予選までの遠征や合宿などの活動に参加する19選手と、ワールドカップ(15人制)後に日本代表から合流、活動が予定されている4名を発表した。日本協会は今回リストアップした選手たちと書面を取り交わした契約を結び、残り163日のうちの101日間活動をともにする予定だ。
昨シーズンはコアメンバー9人を中心に強化を進めた同代表。怪我人が多く出たこともあり、9人以外から新たにメンバーを招集することも少なくなかった。スコッドを19人に増やしたのは、その教訓を生かしたものだ。それでも、急激な成長曲線を見せた新星や、日本国籍を取得して代表資格を得た選手が新たにスコッド入りする余地は残されている。総力戦で五輪切符獲得を目指す。
今回のスコッドの中にはヒーナン ダニエルの名もあった。今年2月からセブンズ・ワールドシリーズに参戦し、4大会を経験することで15人制日本代表への選出資格も得られると注目されていた。しかし怪我によってその道は途中で途切れ、今秋のワールドカップへの出場資格はなくなった。それでもセブンズ代表側が戦力として高く評価していることで、今回リストアップされた。
先のイングランド大会で終了した2014-2015シーズンのセブンズワールドシリーズ。同シリーズでの最終総合順位1位〜4位のチームにはリオ五輪への出場権が与えられることになっていた。その結果、フィジー、南アフリカ、ニュージーランド、イングランド(英国代表)のリオ行きが決まった。
オリンピックにはこの4チームと開催国のブラジルを含めた計12チーム(アジア、ヨーロッパ、北米・カリブ、南米、アフリカ、オセアニア各地域から1代表ずつ)。日本はアジア予選で優勝するか、世界最終予選(全地域から計16チーム参加/出場枠1)を突破しなければならない。
だ。
【男子セブンズ日本代表 リオ五輪 アジア予選スコッド】
鈴木貴士(クボタ)
ヒーナン ダニエル(パナソニック)
吉田大樹(ビガシクラブ/和歌山)
桑水流裕策(コカ・コーラ)
トゥキリ ロテ ダウラアコ(北海道バーバリアンズ)
大島佐利(サントリー)
坂井克行(豊田自動織機)
豊島翔平(東芝)
レメキ ロマノ ラヴァ(ホンダ)
小澤大(トヨタ自動車)
後藤駿弥(ホンダ)
高井迪郎(九州電力)
鶴ケ崎好昭(パナソニック)
彦坂匡克(トヨタ自動車)
斉藤春樹(東京ガス)
羽野一志(NTTコム)
後藤輝也(NEC)
合谷和弘(流通経済大4年)
松井千士(同志社大3位)
※以下、ワールドカップ終了後から活動予定の選手
山田章仁(パナソニック)
リーチ マイケル(東芝)
福岡堅樹(筑波大4年)
藤田慶和(早稲田大学4年)