アジア初制覇に王手の女子15人制日本代表 3人の高校生が先発へ!
アジアの女子15人制ラグビー最強といわれたカザフスタンを倒し、今年の女子アジアラグビーチャンピオンシップ優勝に王手をかけたサクラフィフティーン(女子15人制日本代表)は、23日に香港のアバディーン・スポーツグラウンドで女子香港代表と対戦する。
「2017年の女子ラグビーワールドカップ(WRWC)出場がターゲットである女子15人制日本代表にとって、今回の女子アジアラグビーチャンピオンシップで勝つことは、来年のWRWC予選に向けて最初のステップとなる。今後、更に全体的なレベルアップを図って行く上で、カザフスタン戦から新たに若手メンバーを加えた香港戦は大事な一戦となるので、サクラフィフティーンのラグビーをやり切りって、必ず結果を出したい」と有水剛志ヘッドコーチ。
先発には、過去のWRWCアジア予選で負けた悔しさを知る経験豊富なLO乾あゆみ(兵庫県ラグビースクールレディース)、PR伊藤真葵(名古屋レディース)、SH井上愛美(RKUラグビー龍ケ崎GRACE)などを並べる一方で、8人の学生にキックオフからのチャンスを与えた。2試合連続のスタメンとなるFL/NO8高野眞希とSO山本実(ともに日本体育大学ラグビー部女子)は10代で、20歳のWTB本間美月(名古屋レディース/中京大3年)とともにスリークォーターバックを形成する3人は高校生だ。初選出のCTBバティヴァカロロ・ ライチェル・海遥(都立板橋有徳高校3年)、CTB黒木理帆(石見智翠館高校2年)、WTB堤ほの花(佐賀工業高校3年/福岡レディース)が、2週間前に代表デビューを果たした同じ高校生のSH野田夢乃(福岡高校3年/福岡レディース)に続き、サクラを胸につけて初テストマッチでプレーする。
大事な一戦に向けてキャプテンのFB田坂藍(ARUKAS QUEEN KUMAGAYA)は、「アジア制覇を賭けてこの試合を戦えることをとても幸せに思う。カザフスタン戦でのハイテンポラグビーとハイプレッシャーディフェンスを継続しつつ、ベテランの安定したプレーと新しく加入した若いメンバーの思い切ったプレーを融合して、香港を圧倒したい。日本の女子15人制ラグビーに関わってきた方々全員の気持ちを背負い、23人全員が全力を尽くします」と意気込みを語った。
試合は、男子の日本代表×香港代表戦がおこなわれる前の、現地時間13時にキックオフ。
1.片岡瑞帆(日本体育大学ラグビー部女子 3年) 2.齊藤聖奈(カンタベリー大学ラグビー部) 3.伊藤真葵(名古屋レディース) 4.日向寺亜依(YOKOHAMA TKM) 5.乾あゆみ(兵庫県ラグビースクールレディース) 6.高野眞希(日本体育大学ラグビー部女子 2年) 7.鈴木実沙紀(関東学院大学ラグビー部 4年/東京フェニックスRC) 8.マテイトンガ・ボギドゥラウマイナダヴェ(ARUKAS) 9.井上愛美(RKUラグビー龍ケ崎GRACE) 10.山本実(日本体育大学ラグビー部女子 1年) 11.本間美月(名古屋レディース/中京大学 3年) 12.バティヴァカロロ・ ライチェル・海遥(板橋有徳高校 3年) 13.黒木理帆(石見智翠館高校 2年) 14.堤ほの花(佐賀工業高校 3年/福岡レディース) 15.田坂藍(主将/ARUKAS)
〔リザーブ〕
16.山本さやか(名古屋レディース) 17.山あずさ(YOKOHAMA TKM) 18.南早紀(日本体育大学ラグビー部女子 2年) 19.櫻井綾乃(日本体育大学ラグビー部女子 1年) 20.伊藤優希(日本体育大学ラグビー部女子 1年) 21.野田夢乃(福岡高校 3年/福岡レディース) 22.寺内美樹(RKUラグビー龍ケ崎GRACE/流通経済大学 3年) 23.伊藤絵美(名古屋レディース)