リーグワン、2024-25シーズンでスピードアップ、パフォーマンス向上目的の世界的試験ルールを導入。
一般社団法人ジャパンラグビーリーグワンは「NTT ジャパンラグビー リーグワン 2024-25」において、世界的実施試験ルールを採用することを11月26日に発表した。
国際統括団体「ワールドラグビー」は11月14日の理事会でゲームのスピードアップやプレーヤーのパフォーマンス向上などを目的とした試験ルールを2025年1月1日から施行することを承認しており、この試験ルールが期日に先駆けて今年12月21日に開幕するリーグワンで導入される。
今季、新たに導入される試験実施ルールは以下の4つ。
1.コンバージョンキックまでの時間の短縮
ペナルティキック・コンバージョンキック共に60秒以内にキックしなければならない。
コンバージョンキックはトライが与えられた時点から、ペナルティキックはチームがその意思表示をした時点から60秒以内に蹴らなければ、キックが認められない。今回の試験実施ルールで、コンバージョンキックは90秒以内から60秒以内に変更となった。
2.ラインアウト形成の時間制限
レフリーおよびアシスタントレフリーがラインアウトのマークを示してから30秒以内にラインアウトを形成しなければならない。
3.スクラム、ラック、モールでのスクラムハーフの保護
スクラムにおいて、ボールを保持していないチームのスクラムハーフは、トンネルのセンターラインを越えてはならない。
ラック・モールに参加していたプレーヤーは、ラックやモールの近くにいてボールを出そうとしている相手プレーヤーにプレーしてはならない。
4.コンテスト(争奪)のないラインアウトでのノットストレートの許容
ラインアウトにおいてボールはマークオブタッチに沿って真っ直ぐに投げ入れられなければならない。
しかしながら相手がコンテスト(争奪)に参加しなかった場合はプレーオンとし、プレーを続行する。
上記4つのルールは2024-25シーズン全試合において採用される。2023-24シーズンに導入した試験実施ルール「オフ・フィールド・レビュー」は、今季のD1/D2、プレーオフトーナメント、入替戦の試合で適用され、「20分レッドカード」は今季の全試合で継続的に適用される。