各国代表 2024.11.23

【現地発ANSトピック】アイルランド、前節から7人を変更。フィジーは欧州組加入の勢いに乗って歴史的勝利に挑む。

[ 池貝亨 ]
【現地発ANSトピック】アイルランド、前節から7人を変更。フィジーは欧州組加入の勢いに乗って歴史的勝利に挑む。
本拠地アビバ・スタジアムでキャプテンズランをおこなったアイルランド代表



 今週のオータム・ネーションズシリーズで注目のカードのひとつ、アイルランド対フィジーの一戦は、現地時間23日午後にキックオフを迎える。

日本代表戦2試合を含む「オータム・ネーションズシリーズ」
全21試合をWOWOWでライブ配信(アーカイブ配信あり)

 アイルランドはアルゼンチンに土俵際に追い込まれた前週から、7人のメンバーを変更。初キャップが2人で、SOもサム・プレンダーガストが初の先発を務める。

 初キャップのひとりで6番で先発するコーマック・イズチュクは、アイルランド生まれだがナイジェリアのルーツを持つ(父親がナイジェリア人、母親がアイルランド人)。ベルファストを本拠とするアルスターに所属し、2019年にはアイルランドのセブンズ代表でもプレーした。

 一方のフィジーは11月10日に敵地プリンシパリティースタジアムでウエールズから初勝利を挙げ、同16日にはバリャドリッドでスペインに33-19で勝利。欧州クラブ所属のBK選手が加わるとさらに強力なチームになることを証明した。

 WTBセミ・ランドランドラを出場停止(ウエールズ戦でのレッドカード)で欠くのは痛いが、9月のパシフィックネーションズカップ日本戦でデビューし2トライを挙げたパリ五輪の銀メダリスト、ポニパテ・ロンガニマシが11番で起用される。

 チームは同日午後にキャプテンズランを実施。いつも通りのリラックスした雰囲気で最後はジンビ(ウォークライ)のリハーサルで締め、讃美歌が無人のスタジアムに響き渡った。

 練習後のインタビューに答えたHOテヴィタ・イカニヴェレ共同主将は、「チームはウエールズに勝って自信をつけている。ティア1トップのチームにどれだけ通用するか示していきたい。パシフィック代表として、しっかりプレーしたい」と腕をぶす。

強い意気込みを語ったフィジーのHOテヴィタ・イカニヴェレ主将

 2年前の対戦では35-17でアイルランドが勝利したが、フィジーが善戦した印象もあった。試合は日本時間23日深夜0時10分にキックオフされる。

【アイルランド登録メンバー】

  1. アンドリュー・ポーター
  2. ガス・マッカーシー
  3. フィンレー・ビーラム
  4. ジョー・マッカーシー
  5. タイグ・バーン
  6. コーマック・イズチュク
  7. ジョシュ・ファンデルフレイヤー
  8. ケアラン・ドリス(キャプテン)
  9. クレイグ・ケイシー
  10. サム・プレンダーガスト
  11. ジェイコブ・ストックデール
  12. バンディー・アキ
  13. ロビー・ヘンショウ
  14. マック・ハンセン
  15. ジェイミー・オズボーン
  16. ローナン・ケラハー
  17. トム・オトゥール
  18. トム・クラークソン
  19. イアン・ヘンダーソン
  20. キアン・プレンダーガスト
  21. コナー・マリー
  22. キアラン・フロウリー
  23. スチュアート・マクロスキー

【フィジー登録メンバー】

  1. エロニ・マウィ
  2. テヴィタ・イカニヴェレ(キャプテン)
  3. ルケ・タンギ
  4. メサケ・ヴォゼヴォゼ
  5. テモ・マヤナヴァヌア
  6. メリ・デレナランギ
  7. キティオネ・サラワ
  8. エリア・ザナカイヴァタ
  9. フランク・ロマニ
  10. ケイレブ・マンツ
  11. ポニパテ・ロンガニマシ
  12. チョスア・トゥイソヴァ
  13. ワイセア・ナヤザレヴ
  14. チウタ・ワイニンゴロ
  15. ヴアテ・カラワレヴ
  16. サミュエル・マタヴェシ
  17. ハエレティ・ヘテット
  18. サム・タワケ
  19. セタ・トゥランガゾケ
  20. アルバート・トゥイスエ
  21. ペニ・マタワル
  22. ヴィリモニ・ボティトゥ
  23. シレリ・マンガラ

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