国内 2024.09.22

次世代のリーダー育成へ。日本協会REPプロジェクト、4期目がスタート。

[ 編集部 ]
次世代のリーダー育成へ。日本協会REPプロジェクト、4期目がスタート。
JAPAN BASEの第1グラウンドを見渡せるコミュニティセンターを見学

 今年で4期目を迎えた日本協会のラグビー・エンパワメント・プロジェクト(REP)が8月7日、福岡で開講した。

 このプロジェクトは高校生を対象にした次世代のリーダーを育成するために日本協会が起ち上げた事業で、今期は22名(男性8名、女性14名)が参加。オンラインでのオリエンテーションを経て、第1回の集合研修は18名が参加した。

 初回の研修場所は福岡のJAPAN BASE。日本協会がラグビーの普及・強化を目指して設立し、今年から本格運用が始まった場所だ。
 同時期にアメリカとのテストマッチを控えたサクラフィフティーンが合宿を張っていたことから、参加者による選手・スタッフへのインタビュー研修が実現した。

 インタビューは2日目の8月8日、2回に分けて実施された。最初はサクラフィフティーンから5名の選手(加藤幸子、左高裕佳、櫻井綾乃、山本実、原田紗羽)が参加。参加者は各グループに分かれ、10分ずつインタビューを行った。質問は前日の夜から入念に準備。選手自身のキャリア選択から、戦術的なものまで、多岐にわたった。

 続いてスタッフのインタビュー。ハイパフォーマンスアドバイザーのサイモン・ミドルトン氏、アシスタントS&Cコーチの谷口令子氏、アナリストの小藤大洋氏が参加し、こちらも参加者からの質問に丁寧に応答。代表強化の当事者との交流は、まさにJAPAN BASEならでは。参加者にも大きな刺激となった。

 2日目の最後は、アシスタントとして研修をサポートしている修了生が、このプロジェクトがどう役立ったかを話した。その中の一人が、サクラフィフティーンで合宿中の松村美咲。松村はREPの1期生。3年前、高2で参加していた。「ラグビーは私の人生を豊かにしてくれました。このプロジェクトの縁を大切に」と後輩たちにエールを送った。

 3日目の最終日はJAPAN BASEを見学。「どうやったらJAPAN BASEをもっと活用できるか」をテーマにグループワークをして、発表。最後、全員でサクラフィフティーンへのお礼と応援のメッセージをしたため、3日間の日程を終了した。

 現在も月に1回、オンラインでラグビー界で活躍する様々な方々の講義を受講。研修は12月まで続けられる。

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