【関東大学リーグ戦】今年も大混戦!? 昨季7位の立正大が同2位の流経大を31-27で破る。
■関東大学リーグ戦A・9月8日@立正大グラウンド(埼玉)【立正大 31-27 流経大】
今シーズンも関東大学リーグ戦はどのチームにもチャンスがある大混戦。立正大学グラウンドで行われた昨季2位の流経大と同7位の立正大の一戦は、そんな前評判を確信する激闘となった。
前半、先にペースをつかんだのは流経大だった。開始6分にラインアウトモールを押し切って先制トライを挙げると、その後もFWの優位性を生かして主導権を握る。21分にはふたたびFW戦でゴールラインに迫り、最後はWTB加藤アディナンが右中間にフィニッシュ。10-0と先行した。
しかし立正大もここから勢いを盛り返し、30分過ぎにようやく得た相手陣22㍍線内でのマイボールラインアウトのチャンスで反撃の狼煙を上げる。FW陣が近場で体を当ててプレッシャーをかけ、最後はBKに振ってCTB南澤修斗が右中間にグラウンディング。さらに41分にも防御裏へのキックをFLヴィリケサ・リモリモが左コーナーに押さえ、立正大が12-10と逆転してハーフタイムを迎えた。
後半も拮抗した展開は続き、立正大が6分に左タッチライン際をLOテビタ・バティウェティ→FLリモリモで攻略してトライを奪えば、流経大も10分に右BK展開でオーバーラップを作り、CTB仲野優輝が右コーナーに飛び込む。さらにお互いが1トライずつを加えて迎えた37分、立正大は相手陣ゴール前のスクラムから右ショートサイドを攻めてFB武田凱がトライ。31-22として勝負を決めたかに思われた。
それでも流経大は諦めず、44分に相手の反則に乗じてたたみかけ、CTB仲野がふたたびインゴールへ。4点差に詰め寄り、なおも残りわずかな時間で逆転を信じて攻め続けた。
しかし立正大はここで浮き足立つことなく落ち着いてプレーを組み立て、着実に時計を進める。そのままリードを守り抜き、31-27で歓喜のフルタイムを迎えた。
<次戦日程>
・9月22日(日・祝)立正大 vs 東海大@熊谷ラグビー場
・9月21日(土)流通経済大 vs 関東学院大@ウエスタンデジタルスタジアムきたかみ