ワイルドナイツが退団選手を発表。HO堀江、SH内田に加えSO松田もチームを離れる。
5月26日のプレーオフファイナルで歴史に残る激闘を繰り広げたリーグワンディビジョン1の埼玉パナソニックワイルドナイツが、5月31日に2023-24シーズンの退団選手を発表した。
すでに今季限りでの引退を表明していたHO堀江翔太、SH内田啓介に加え、プレーメーカーとして数々の勝利に導いてきたSO松田力也もチームを離れることが決まった。球際に強い仕事人のFL/NO8谷昌樹、サンウルブズでもプレーした頑健なLOマーク・アボット、埼工大出身のPRトル スリアシも退団する。
前日に発表された日本代表スコッドにも名を連ねる松田は、「ワイルドナイツでラグビーが出来たことは、自分にとってかけがえのない時間で本当に幸せでした。今の僕があるのはワイルドナイツのおかげです。スタッフ、仲間、チーム関係者に心から感謝しています」とコメント。「ワイルドナイツでの 8 年間、楽しい思い出ばかりではないですが、 悔しさも含め全て僕の大切な財産です。 これからの人生にもたくさん活かしていきたいと思います。 簡単な決断ではなかったですが、次のステージでも頑張ります」と心境を語った。プレーヤーとして円熟期を迎えつつあるだけに、今後の去就が注目される。
またファイナルが最後の勇姿となった堀江は、「ワイルドナイツのおかげで成長できましたし、色んな挑戦もできました。応援してくださる皆さんのおかげでモチベーション高くできたと思います。本当にありがとうございました。来年も成長したチームに期待しています」と感謝の思いを表し、同じく決勝を最後にブーツを脱ぐSH内田は、「ワイルドナイツでの時間は、嬉しいこと、楽しいこと、苦しいこと、悔しいこと、色々な経験が出来ましたし、その全ての経験が僕がこれから生きていく上での教科書になっていくと思います。最高の教材をもって次の人生を歩みたいと思います」と今後への意気込みを語った。
<埼玉パナソニックワイルドナイツ 2023-24シーズン退団選手>
HO堀江翔太(在籍16シーズン)
FL/NO8谷 昌樹(在籍11シーズン)
SH内田啓介(在籍10シーズン)
SO松田力也(在籍7シーズン)
PRトル スリアシ(在籍5シーズン)
LOマーク・アボット(在籍3シーズン)