リーグワンD2 NECグリーンロケッツ東葛が日本製鉄釜石シーウェイブスに大勝
ジャパンラグビー リーグワンは2月4日に千葉県・柏の葉公園総合競技場でディビジョン2の1試合がおこなわれ、首位を争うNECグリーンロケッツ東葛が日本製鉄釜石シーウェイブスに61-17と大勝した。
グリーンロケッツはこれで4勝1敗、シーウェイブスは開幕から5連敗となった。
グリーンロケッツは前半5分にラインアウトからモールで押し込み先制すると、相手にイエローカードが出て数的有利だった9分にも敵陣22メートルライン内に入ってテンポよく攻め、CTBマリティノ・ネマニが空いたスペースを抜けてインゴールに持ち込んだ。
対するシーウェイブスは26分、敵陣深くのスクラムで圧倒してNO8セタ・コロイタマナがインゴールに突っ込みトライを獲得。その後、またも相手にラインアウト・モールを許し再び突き放されたが、36分、ゴールに迫ってFWが近場を突いたあとボールを動かし、巨漢ながら身のこなしが軽いコロイタマナがスピンでタックルをかわして仲間につなぎ、WTBヘンリー ジェイミーのトライが生まれた。シーウェイブスの8番をつけたコロイタマナはこの試合、力強い走りでビッグゲインしたシーンもあり、奮闘が光った。
しかし、ゲームを優勢に進めたのはグリーンロケッツで、ハーフタイム前にも敵陣深くに入るとラインアウトからモールでゴールに迫り、ボールをもらったSHニック・フィップスが左隅にフィニッシュ。28-14で折り返しとなった。
前半最後にシーウェイブスにイエローカードが出て数的有利のグリーンロケッツは、後半早々、FBレメキ ロマノ ラヴァとCTBネマニが大きくゲインしてチャンスとなり、クイックリサイクルからCTB松浦康一がクロスキックを放ち、バウンドボールを手にしたWTB宮島裕之がファイブポインターとなった。
食らいつきたいシーウェイブスはペナルティゴールで3点を奪い返したものの、グリーンロケッツペースは続き、61分(後半21分)には敵陣深くで相手のラインアウト失敗からチャンスとなり、ランもハンドリングもスキルフルなHOアッシュ・ディクソンがWTB宮島のトライをアシスト。
67分には、数分前にベンチから出て今季初出場となった元日本代表SHの田中史朗がテンポよく配球してFLヴィリアミ・ルトゥア・アホフォノのトライにつながった。
72分には、ナミビア代表SOであり、この日正確なゴールキックが光っていたティアン・スワネポールが今度は走りで魅せ、グリーンロケッツは50点超え。
最後はFLミティエリ・ツイナカウヴァドラがハーフウェイから抜けてゴールへ走りきり、チーム9トライ目で大勝となった。