海外 2014.12.18

NZ代表カーター、W杯後に仏ラシン・メトロ移籍! 年俸史上最高2億円超か

NZ代表カーター、W杯後に仏ラシン・メトロ移籍! 年俸史上最高2億円超か

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オールブラックスのエース、ダン・カーター(撮影:松本かおり)

 世界的なビッグスターであるオールブラックスのSO/CTBダン・カーターが18日、ニュージーランドのオークランドで会見を開き、来年のワールドカップ後にフランス1部リーグ(トップ14)のラシン・メトロへ移籍すると発表した。3年契約。
 「私と家族にとって、すごい冒険になりそうです」とカーター。2008-2009年シーズンに期間限定でフランスのペルピニャンに在籍していたことがあり、フランスの文化と同国のラグビー文化を愛していることも移籍を決断した要因だと語った(ニュージーランド・ヘラルド紙)。
 ラシン・メトロはパリ北西部近郊のコロンブが本拠地。

 契約内容の詳細は明らかにされていないが、英国メディアの『デイリーテレグラフ』は年俸約150万ユーロ(約2億2000万円)と報じ、『TVNZ』は1シーズンにつき240万〜290万NZドル(約2億2000〜2億6000万円)あたりのラグビー界史上最高額が支払われるだろうと伝えた。

 カーターは現在32歳。これまでテストマッチ102試合に出場し、世界最多の1457得点を記録している。今年は半年間の休養を許されリフレッシュしてフィールドに復帰したものの、クルセイダーズの一員として出場した8月のスーパーラグビー決勝(対ワタラーズ)で右脚を負傷。長期リハビリを経て復活し、11月のアメリカ代表戦で約1年ぶりにブラックジャージーを着たが、SOは若いアーロン・クルーデンやボーデン・バレットが成長しており、黒衣の背番号10は確約されていない。
 それでも、ワールドラグビー(旧 国際ラグビーボード)の年間最優秀選手賞に2回輝いたことがあるカーターは、ワールドカップ連覇を狙うニュージーランド代表にとって欠かせない存在であり、オールブラックスのスティーヴ・ハンセン ヘッドコーチは「彼にはまだやってもらうことがたくさんある。史上最高のファースト・ファイブエイス(SO)であり、2015年の活躍を楽しみにしている」とコメントした。
 年齢的にも、彼がオールブラックスとクルセイダーズ(スーパーラグビー)でプレーするのは来年が最後となる。

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