茗渓学園が日本航空石川に快勝 大分東明は仙台育英に完封勝ち
第103回全国高校ラグビー大会でBシードの茗溪学園高校(茨城)は花園で正月を迎える。12月30日の2回戦で日本航空高校石川(石川)と対戦し、50-3で制した。
茗渓学園は前半5分、自陣からCTB田村優太郎が抜けて大きくゲインし、ロングパスをもらったWTB川崎仁聖が左外を振りきってゴールに持ち込み先制した。13分にはスクラムからの展開でCTB山口海晴が切り込み、しなやかな走りでゴールに迫り、オフロードパスをもらったFB林勇太がフィニッシャーとなった。
対する日本航空石川はSO小嶋眞心のペナルティゴールで得点したが、茗渓学園ペースは続き、21分に敵陣深くに入ると、モールから持ち出したHO川村航平がタックルを2つ外したあとさらに突進し、トライを決めた。ハーフタイム前にはドライビングモールで押しきり、26-3で折り返しとなった。
後半は主将のWTB森尾大悟がハットトリックを達成し、その後もトライを追加。
日本航空石川は後半21分に敵陣深くに入って12フェイズ重ねたが、茗渓学園ががまんのディフェンスでしのぎ、最後まで堅守で日本航空石川にトライを許さず、快勝となった。
茗渓学園の次戦の相手となったのは、同じBシードの大分東明高校(大分)だ。2回戦では仙台育英学園高校(宮城)を74-0と圧倒した。
大分東明は前半5分、相手ボールスクラムで圧力をかけてターンオーバーし、NO8ガロビィ イオセフォがインゴールに突っ込み先制した。9分には相手にハンドリングエラーがあり、ボールを手にしたWTB田中勝斗がタックルを振りきってゴールへ抜けた。11分にはCTBセニビツ イリエサが自陣22メートルライン付近から抜けてダイナミックにゴールへ走りきった。
大分東明は13分にも自陣深くから果敢に攻め上がってテンポよくボールをつなぎ、PR平山風希のパワフルな突進もあってゴールに迫ると、すばやくリサイクルしてワイドに振り、FL福江慎太朗がフィニッシャーとなった。平山は24分にも黄色い壁に突っ込み、仲間のサポートを得ながら粘り腰でトライを獲得。27分にはラインアウトからのアタックでボールキャリーのHO小柳海斗がディフェンダーをひきつけ、NO8ガロビィが突破して追加点となった。
40-0で折り返した大分東明は後半も6トライを追加し、仙台育英にはほとんどチャンスを作らせず、完封勝利となった。