ワールドカップ
2014.12.06
2023年ラグビーW杯 “オール・アイルランド”が開催に立候補!
アイルランドのサポーター。はたして、招致レースでも笑顔となるか(撮影:早浪章弘)
アイルランドラグビー協会は5日、2023年ラグビーワールドカップの開催国に立候補することを公式に表明した。アイルランド政府、北アイルランド自治政府とも連携し、“オール・アイルランド”で招致活動に臨む。
独立時の経緯により北アイルランドはイギリス領だが、ラグビーのアイルランド代表は政治と宗教に関係なく統一チームを形成している。国境を越えてアイリッシュの熱が高まれば、招致レースをリードするかもしれない。
アイルランドのエンダ・ケニー首相は、「北アイルランド自治政府首相とともに、政府の支持を正式に発表できたことを嬉しく思います。アイルランドは招致成功へ向けて一丸となる」と語った。
試合会場は、ダブリンのアビバスタジアム(前 ランズダウンロードスタジアム)、ベルファストのキングスパンスタジアム(前 ラベンヒル)、リムリックのソーモンドパークといった伝統あるラグビースタジアムに加え、アイルランドの国民的スポーツであるゲーリックフットボールの聖地、クロークパーク(約82,300人収容/ダブリン)の使用も望んでいる。
2023年の楕円球の祭典には、イタリアもホスト国に立候補する予定だ。今週、同国ラグビー協会会長が「イタリアは、2022年のライダーカップゴルフと2024年のオリンピックだけでなく、2023年ラグビーワールドカップの招致も並べて考えている」と発言。国内オリンピック委員会との協定に達し、マッテオ・レンツィ首相の支持を得たことを明らかにした。
そのほかでは、アルゼンチン、南アフリカ、フランスも関心を示している。